理智院(りちいん)とは、大阪府泉南郡岬町多奈川谷川1523に存在する寺院である。宗派は真言宗。山号は宝珠山。
興禅寺の南の奥まったところにある寺院で、奈良時代に聖武天皇の勅願により行基が開創したといわれている。
延暦23年(804年)、空海の自作である追風不動明王を本尊として、慶長10年(1605年)に桑山氏が再建したと言われている。
なお、この寺院には朝鮮出兵の頃に豊臣秀吉が自らの髭を植え付けた秀吉肉付の木像、秀吉の後継者である豊臣秀頼が8歳の頃の書が残されている。