猿倉城
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猿倉城(さるくらじょう)とは、現在の富山県富山市舟倉にかつて存在した日本の城である。
概要[編集]
現在の笹津駅の南東およそ2キロ、神通川右岸の標高345メートルの猿倉山に存在していた山城である。
この城は安土桃山時代の天正8年(1580年)に織田信長に従属していた飛騨国の豪族・姉小路頼綱(休庵)によって築城されたという。頼綱は次男の姉小路秀綱をこの城に入れて城主とし、飛騨の支配を強めて越後国の上杉景勝の守りに当たらせた。しかし信長の死後、羽柴秀吉と敵対したことから秀吉が派遣した金森長近に敗れて攻め落とされた。
現在は長城の本丸跡付近は公園となっており、風車と展望台が一体化した「風の城」が建てられており、夜にはライトアップが成される時もある。この辺りからは神通川の流れを眼下に北に富山平野、東に立山連峰を一望でき、冬には山腹にスキー場が開設される。そして、ここを帰着点にして神通峡や小佐波御前山、奇勝獅子ヶ鼻岩、御前山、御前高原などをめぐる延長9.6メートルの散策道「ふるさと歩道」が開かれており、所要時間およそ6時間で家族連れのハイキングコースとして親しまれている。
アクセス[編集]
- 北陸自動車道富山ICから車で25分、猿倉山展望台駐車場から徒歩で15分(風の城へ向かうようにして、階段を上がること)。
- 笹津駅から徒歩で15分。