江華島
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江華島(こうかとう、カンファド)とは、韓国北西部、ソウル北西50キロの漢江河口の南側にある島である。島の面積は293平方キロメートル。人口は7万2000人(1996年時点)。
概要[編集]
行政上は1995年以来、仁川広域市江華郡を形成する。この島は古来から軍事上の重要拠点として重視され、1866年にフランス、1871年にアメリカによる交易を強要する挑発行為が相次いだ。
1875年9月20日、日本の軍艦である雲揚が当時の李氏朝鮮の領土である江華島付近で砲撃されたことを理由にして、日本軍は江華島を攻撃して李氏朝鮮軍と交戦[注釈 1]し、ここに江華島事件が勃発する。この結果、李氏朝鮮にとっては不平等条約となる日朝修好条規(江華条約)が1876年に締結され、朝鮮の開国の契機となった。
1970年に全長694メートルの江華大橋が開通して本土と直結する。南部の摩尼山は標高468メートルで民族の始祖といわれる檀君が降臨した地と伝えられている。高麗人参と花ゴザの特産地でもあり、2000年には島内の巨石群が世界文化遺産に登録された。
脚注[編集]
- 注釈