武部八幡宮
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武部八幡宮(たけべはちまんぐう)とは、長野県上水内郡小川村高府9770に存在する神社である。
概要[編集]
延喜式内社で、元の名は武部八幡大神という。創建年代に関しては不明だが、社伝では日本武尊が東征の際にこの地に祠を創建したのが起源とされている。貞観年間(859年から876年)に誉田別尊を合祀し、素戔嗚尊を相殿に祀った。
ここは武神として崇敬を集め、元久年間(1204年から1205年)に鎌倉幕府が社領として100貫文を寄進し、社殿を造営した。慶長3年(1598年)には大久保長安が3石の黒印社領を寄進した。江戸時代になると延宝6年(1678年)に松代藩の真田氏から32石の所領を与えられた上、人馬諸役の免除まで受けるなどして厚遇された。
社地はおよそ3400平方メートルで、本殿と拝殿、祝詞殿、回廊などがあり、金刀比羅、余吾の2末社を持っている。なお、毎年10月15日に例祭が行われている。