松井守男
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松井 守男(まつい もりお、昭和17年(1942年)7月25日 - 令和4年(2022年)5月30日)は、日本の画家。愛知県豊橋市出身で、フランスを拠点に活動した。
来歴[編集]
武蔵野美術大学卒業後、渡仏してパリを拠点に制作を開始する。ピカソらの影響を受けて細い「面相筆」で大画面に油絵の具を重ねる作風で「光の画家」と呼ばれた。
2000年代にフランス政府からレジオン・ドヌール勲章シュバリエなどを受章した。晩年は地中海のコルシカ島と長崎県の五島列島などを行き来しながら、長崎市への原爆投下や東日本大震災をテーマに制作した。
令和4年(2022年)5月30日午後6時頃、虚血性心疾患のため東京都内のアトリエで死去。79歳没。
主な作品[編集]
- 「遺言」(Le Testament),油彩,215×470㎝(1985)
- Paysage en noir et blanc,油彩,200×450㎝(1985)
- Kakejiku,油彩,1000×215㎝(1987)
- Triptych:La Crucifixion,La Résurrection,L'Ascension,油彩,(195×130㎝)×3(1998)
- 「自然」La Nature,油彩,215×500㎝(2004)
- Arbre de Vie,油彩,215×500㎝(2006)
- Soleil levant,油彩,215×500㎝(2007)
- No more Nagasaki,油彩,215×1000㎝(2010)
- Hope Japan,油彩,215×1000㎝(2011-2012)
- Yamato-Damashii(部分),油彩,215×1000㎝(2012)
- Univers(部分),oil on canvas,200×200cm(2017)
主な展覧会[編集]
- 個展(東京、椿近代画廊)(1965年)
- パリ国立美術学校“12人の画家”に選出され展示(パリ、ギャラリー・ド・フランス)(1969)
- 個展(パリ、マドレーヌ教会)(1971)
- 現代巨匠版画展(ピニョン、ザオ・ウーキー、ウォーホール、ピカソ、パリ国立図書館)(1979)永久コレクション
- エールフランスポスター展(ヴァザレリー、ポリアコフ、マチュー、アルトゥング、コランらと共に、パリ、ポンピドー・センター)(1981)永久コレクション
- 個展(愛知県、豊橋市美術博物館)(1986)永久コレクション
- 個展(京都、日図デザイン博物館)(1987)
- 札幌、新千歳空港にて永久コレクション(1992)
- 在仏30周年回顧展(コルシカ、アジャクシオ、フェッシュ美術館)(1997)
- 個展(モナコ、モンテカルロ、カジノ・アトリウム、オペラ座)(1999)
- 近代肖像画巨匠展(ジャコメッティ、ウォーホール、セザール、アルマン、ペン等と共に、マントン美術館)(1999)
- 近代ヌード展(ヴィルグレ、モノリー、ヴェリコヴィック、コンバ、ディ・ローザ等と共に、マントン、ヨーロッパ宮殿美術館)(2000)
- アンドレ・ヴェルデとの交流展(サンポール・ド・ヴァンス美術館)(2001)
- 特別展(ニース美術館、ギャルリー・ドゥ・ラ・マリーン)(2002)
- 個展(パリ、ユネスコ本部 ミロ・ホール)(2003)永久コレクション
- 作品展示(愛知県、愛知万博2005、フランス公式画家に選出され、フランス館)(2005)
- 個展(東京、日本橋高島屋美術館)(2005)
- 個展(東京、シャネル・ネクサス・ホールにて、日仏修交150周年記念開催)(2008)
- 作品展示(スペイン、サラゴサ万博、フランス公式画家に選出され、フランス館)(2008)
- 豊橋市美術博物館にて回顧展(2010)永久コレクション
- 長崎県美術館にて「大和魂展」(2012)
- 長崎県美術館にて日仏文化協力90周年公式展(1924-2014)、絵画151点と10mの油絵17点を展示(2014)
- 個展(フランス、ルルドにて)(2015)
- 個展(愛知、ホテルアークリッシュ豊橋にて)(2014-2016)
- 京都にて襖絵(上賀茂神社・宝泉院)、屏風絵(三千院)、風景画102点を制作(2016年)
- 東京、みなとパーク芝浦にて「平和絵画展」(2017)
- 日仏交流160周年公式展(東京、築地本願寺)(2018)
- 東京、神田明神文化交流館へ作品奉納(2018)
- 豊川海軍工廠展、75周年記念特別展示(愛知、桜ヶ丘ミュージアム)(2020)