李健熙
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李 健煕(イ・ゴンヒ、韓国語:이건희、1942年1月9日 - 2020年10月25日 )は、大韓民国の実業家。サムスン電子の元会長。サムスングループを創業した李秉喆の3男。慶尚南道宜寧郡出身。血液型はAB型。
経歴[編集]
1942年に当時は日本の植民地下に置かれていた朝鮮半島(現在の韓国南東部)で、李秉喆の3男として生まれる。父の勧めによって日本に留学し、1965年に早稲田大学商学部を卒業。その後、アメリカのジョージ・ワシントン大学で経営学を学んだ。
自家の系列であるサムスン物産副会長、グループの副会長を歴任し、1987年に父が死去したことに伴って跡を継いでグループ会長に就任。半導体メモリーや薄型テレビ、スマートフォンに集中投資し、中核企業のサムスン電子の世界シェアをトップレベルに押し上げたことにより「カリスマ経営者」として評されるようになる。しかし、2008年に不正資金に関連する脱税などの罪により、在宅起訴されたので辞任する。裁判では有罪判決が確定するも、特別赦免されて2010年にサムスン電子会長として経営に復帰する。
1996年から2017年まで国際オリンピック委員会(IOC)委員を務め、2018年の平昌冬季五輪の招致に尽力している。
2014年5月に急性心筋梗塞に倒れた後は、公の場には姿を見せずに長男の李在鎔がグループの事実上のトップとして経営に当たった。李健熙は2020年10月25日、ソウル市内の病院で死去した。78歳没。
家族[編集]
- 父 李秉喆 - サムスングループ創業者
著作[編集]
- 『少し考えて世界を見よう』(《생각 좀 하며 세상을 보자》、東亜日報社、1997年)