最高人民会議
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最高人民会議(さいこうじんみんかいぎ)は、朝鮮民主主義人民共和国において、民主集中制を採用する同国の立法機関である。
最高人民会議 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 최고인민회의 |
漢字: | 最高人民会議 |
発音: | チゥエゴインミンホェウィ |
日本語読み: | さいこうじんみんかいぎ |
MR式: 2000年式: 英語: | Ch'oeko inmin hoeŭi Choego inmin hoeui Supreme People's Assembly |
概要[編集]
議会は一院制で、万寿台議事堂で行われる。最高国権機関たる地位は朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法によるものであり、同国唯一の立法機関である。日本の国会に相当する機関であり、朝鮮民主主義人民共和国憲法及び各種法令の制定、改正を行うほか、国家主席の選出と解任、国家予算、経済計画の承認、条約の批准、国防委員会委員長の選挙、国防委員会委員の選挙、内閣総理の選挙、戦争と平和に関する問題の決定などの権限を有している。会議には定期会議と臨時会議があり、定期会議は年に1回から2回、最高人民会議常任委員会が招集する。一方、臨時会議は最高人民会議常任委員会が必要と認める場合、または代議員全体の3分の1以上の要請がある場合に召集される。
実務執行機関として常任委員会が設置されており、政策決定は事実上、朝鮮労働党が主導している。
議席[編集]
2019年現在687議席であり、そのほとんどは朝鮮労働党である。また、衛星政党として天道教青友党、朝鮮社会民主党がある。また、5議席を朝鮮総連、3議席を無所属議員が確保している。
憲法第90条では代議員の任期は5年であるとされ、任期終了前に最高人民会議常任委員会の決定に基づき選挙が行われることになる。ただし「やむをえない事情により選挙を実施できない場合には、選挙を実施する時までその任期を延長する」ことになっている。
歴史[編集]
2019年4月に金正恩が初めてとなる施政演説を行なっている。
幹部[編集]
14期[編集]
- 常任委員会委員長 - 崔竜海
- 常任委員会名誉副委員長 - 金英柱・崔永林
- 常任委員会副委員長 - 太亨徹・金英大
- 常任委員会書記長 - 鄭栄国
- 最高人民会議議長 - 朴泰成
- 最高人民会議副議長 - 朴哲民
- 最高人民会議書記長 - 朴錦煕
13期[編集]
- 常任委員会委員長 - 金永南
- 常任委員会名誉副委員長 - 金英柱・崔永林
- 常任委員会副委員長 - 楊亨燮・金英大
- 常任委員会書記長 - 洪仙玉
- 最高人民会議議長 - 崔泰福
- 最高人民会議副議長 - 洪仙玉
- 最高人民会議書記長 - 辺英立