崔龍海

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崔 龍海(チェ・リョンヘ、1950年1月15日 - )は、朝鮮民主主義人民共和国の政治家。朝鮮民主主義人民共和国国務委員会第1副委員長、最高人民会議常任委員会委員長。朝鮮労働党中央委員会副委員長・朝鮮労働党組織指導部長などを歴任。朝鮮人民軍大将。金正恩の最側近として知られる。

崔龍海
各種表記
ハングル최룡해
漢字崔龍海
発音:チェ・リョンヘ
日本語読み:さい りゅうかい
ローマ字Pak Choe Ryong-hae

経歴[編集]

1950年に金日成の盟友崔賢元人民武力部長の元に産まれる。黄海北道党責任秘書・朝鮮労働党党中央委員会秘書などを歴任。2010年には金正恩と同時に朝鮮人民軍大将に昇進。2012年には党政治局常務委員兼党中央軍事委員会副委員長に就任し、出世街道を進む。2017年10月7日に開かれた、朝鮮労働党中央委員会総会で党中央軍事委員・党組織指導部長に選出された。この人事は金正日時代の幹部から金正恩世代への世代交代とされる。党組織指導部長として黄炳瑞朝鮮人民軍総政治局長の粛清を主導したとされる。これにより金正日時代の軍優先の先軍政治から党中心の政治に移行したとされる。さらに中国共産党からの特使宋濤中央対外連絡部長と金正恩の代わりとして会談している。2018年3月には金正恩の訪中に同行し、習近平国家主席と会談した。2019年4月に開かれた最高人民会議金永南に代わって対外的な国家元首である最高人民会議常任委員会委員長に任命された。同年6月には訪朝した習近平国家主席と会談した。

逸話[編集]

  • 金正恩の現地指導に同行した際、金正恩と同じズボンを履いた為、激怒されその場で履きかえさせた。
  • 1990年代、朝鮮社会主義労働青年同盟委員長として中央宣伝隊の名の下に性的欲求を満たすために美女を選び、女性の歯を全て抜き口腔行為をさせたという。
  • 1998年、収賄の容疑で朝鮮社会主義労働青年同盟委員長を解任され、上下水道管理所の党秘書に左遷される軽い処分だったが、中央宣伝隊の女性は政治犯収容所送りとなった。

関連項目[編集]