曹騰
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曹 騰(そう とう、生没年不詳)は、中国の後漢後期の宦官。養子に曹嵩。その養子の息子に曹操がいる。字は季興(きこう)[1]。
生涯[編集]
前漢の劉邦に仕えた功臣の曹参の子孫で、曹騰の父親は曹萌(曹節とも)とされ、その末子とされている[1]。比較的早くに宦官になり、120年に当時皇太子であった後の順帝の学友となる[1]。以後、安帝、順帝、冲帝、質帝の4人の歴代皇帝に30年にわたって仕えた[1]。曹騰は落ち度が無く優秀な人物を抜擢し、讒言をしない当時としては珍しい宦官だったという[1]。そのため中常侍・大長秋まで昇進した[1]。
229年、養子のひ孫である明帝より高皇帝と諡号が贈られた[1]。
『三国志演義』では曹操の祖父として名前のみ登場する。