質帝

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質帝(しつてい、138年 - 146年)は、後漢の第10代皇帝(在位:145年 - 146年)。姓名は劉 纘(りゅう さん)[1]

生涯[編集]

父は第3代皇帝・章帝の曾孫に当たる渤海孝王の劉鴻[1]。145年に先帝の沖帝がわずか3歳で崩御したため大将軍梁冀により擁立されて即位した[1]

しかし質帝は幼少ながら聡明で、外戚として権勢を振るう梁冀を役職の「抜胡」(ばっこ)に引っかけて「跋扈将軍」と呼んだため毒殺されたという(『後漢書』)。享年8。この時代は外戚のみならず宦官勢力も台頭を始めていた時期にも当たる[1]

9歳で崩御した質帝に皇子などあろうはずはなく、後継には遠縁の皇族である劉志が梁冀により桓帝として擁立された[1]

脚注[編集]

  1. a b c d e 小出『三国志武将事典』P9

参考文献[編集]