曹袞
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曹 袞(そう こん、? - 235年)は、中国の三国時代の魏の皇族。父は曹操。生母は杜氏。異母兄は曹丕(文帝)・曹彰・曹植ら。同母兄は曹林。同母妹は金郷公主(何晏の夫人)。異父兄は秦朗。子は曹孚。
生涯[編集]
曹操と杜氏の間の第2子にあたる。216年に平郷侯に封ぜられた。217年に東郷侯に改封され、同年のうちに賛侯に改封された。その後、魏が創設されると、賛公、北海王、賛王、濮陽王となって昇進を重ねた。
232年に中山王に封じられるが、233年に禁令を犯したとして曹叡(明帝)により750戸を削減される。しかし曹袞が実直であるとして、後に戻されている。領邑は最終的に3400戸となった。
曹袞は若い頃から学問好きで、特に読書好きでやめることができず、自ら著述することも多くてその文章は2万字にも及んだという。さすがに異母兄の曹植には及ばなかったが、好んで張り合うほどの学問好きであった。235年に死去し、家督は子の曹孚が継承した。
『三国志演義』には登場しない。