日本海中部地震
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日本海中部地震(にほんかいちゅうぶじしん)とは、1983年(昭和58年)5月26日正午頃、秋田県男鹿半島沖で発生した地震である[1]。
概要[編集]
気象庁による正式名称は「昭和58年(1983年)日本海中部地震」[1]。震源は北緯40.4°・東経139.1°[1]。震源の深さは14km[1]。規模はM7.7[1]。青森県と秋田県で震度5(強震)を観測した[1]。日本海北部沿岸の広範囲にわたって津波が発生[1]。北海道・青森県・秋田県を中心に甚大な被害を受けた[1]。
被害[編集]
被害は秋田県で最も多く、青森県・北海道がこれに次ぐ。被害の概要は死者104人(うち津波によるもの100人)、負傷者163人(同104人)、建物全壊934棟、半壊2115棟、流失52棟、一部破損3258棟、沈没あるいは破損した船舶1893隻[1]。日本海側には津波が来ないという思い込みがあり、被害が拡大させた[2]。多くの映像が撮影されており、津波の恐ろしさを実感させた。
男鹿方面に遠足中の秋田県北秋田郡合川町(現:北秋田市)の北秋田郡合川町立合川南小学校児童13人(4年生8人・5年生5人)がこの津波に巻き込まれて死亡した[3]。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ↑ 以下の位置に戻る: a b c d e f g h i 『日本海中部地震』 - コトバンク
- ↑ “5月の災害 「日本海に津波は来ない」常識が揺さぶられた日本海中部地震防災ニュース”. 防災ログ. 防災ログ (2022年5月9日). 2022年11月27日確認。
- ↑ “「隠れてねえかな」捜し歩いた 38年前の津波記憶今も”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2021年5月27日) 2022年11月27日閲覧。