日本会議新憲法研究会
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日本会議 新憲法研究会(にっぽんかいぎ しんけんぽうけんきゅうかい)は、日本会議の専門委員会[1]、付属機関の1つ[2]。
概要[編集]
「日本を守る国民会議」(以下「国民会議」)は1991年6月に「新憲法制定宣言」を採択し、新憲法の大綱づくりに着手した[3]。小林昭三、村尾次郎、村松剛、小田村四郎、大原康男、加瀬英明、小林宏晨、小堀桂一郎、吉原恒雄らが「新憲法の大綱」の作成に参加し[4]、1993年5月に黛敏郎、大原康男、小田村四郎、村尾次郎、椛島有三らが記者会見を開いて「新憲法の大綱」を発表した[5]。「新憲法の大綱」は1994年4月に『日本国新憲法制定宣言――21世紀の国家ビジョンを明示する』(日本を守る国民会議著、発行:徳間オリオン、発売:徳間書店)として書籍化された。「新憲法の大綱」に基づき[5]、1995年6月に「国民会議」が新しい憲法を研究し改憲を推進するために「新憲法研究会」を設置した[6]。代表は小田村四郎(「国民会議」代表委員)[3]。1997年5月に「国民会議」と「日本を守る会」が統合して日本会議が設立された後も新憲法研究会は継続しているが、日本会議は2001年11月に「「二十一世紀の日本と憲法」有識者懇談会」(民間憲法臨調)、2014年10月には「美しい日本の憲法をつくる国民の会」を設立して改憲運動を行っている[6]。日本会議新憲法研究会の代表は小田村四郎(日本会議副会長)[7]。メンバーには憲法学者の百地章や日本政策研究センター代表の伊藤哲夫もいる[8]。2001年4月、改訂した「新憲法の大綱」を『新憲法のすすめ――日本再生のために』(日本会議新憲法研究会編、明成社)として書籍化した。
書籍[編集]
- 日本を守る国民会議『日本国新憲法制定宣言――21世紀の国家ビジョンを明示する』(徳間オリオン、発売:徳間書店、1994年)
- 日本会議新憲法研究会編『新憲法のすすめ――日本再生のために』(明成社、2001年)
- 日本会議新憲法研究会編『こんな憲法にいつまで我慢できますか――亡国の民とならないために』(明成社、2003年)
出典[編集]
- ↑ 具裕珍『保守市民社会と日本政治 ――日本会議の動員とアドボカシー 1990-2012』青弓社、2022年
- ↑ 俵義文『あぶない教科書NO!――もう21世紀に戦争を起こさせないために』花伝社、発売:共栄書房、2005年、54頁
- ↑ a b 俵義文『日本会議の全貌――知られざる巨大組織の実態』花伝社、2016年、28頁
- ↑ 濱田浩一郎『日本人のための安全保障入門――憲法九条を中心に』三恵社、2011年、67頁
- ↑ a b 青木理『日本会議の正体』平凡社新書、2016年、180-181頁
- ↑ a b 俵義文『日本会議の全貌――知られざる巨大組織の実態』花伝社、2016年、47頁
- ↑ 俵義文『日本会議の全貌――知られざる巨大組織の実態』花伝社、2016年、40頁
- ↑ 青木理『日本会議の正体』平凡社新書、2016年、145頁