張 紹(ちょう しょう、生没年不詳)は、中国の三国時代の蜀の政治家。父は張飛。兄は張苞。甥は張遵。
張飛の次男だが、長兄の張苞の早世により跡を継いだ[1]。劉禅の下で侍中・尚書僕射となる[1]。263年の蜀滅亡の際、鄧良と共に降伏文書を魏の鄧艾の下に届けた[1]。蜀が滅亡すると劉禅に従って洛陽に移住し、列侯に封じられた[1]。
『三国志演義』では父が暗殺された第81回で初登場。兄の張苞に比べてその後は活躍の場を与えられていない。第118回で鄧艾率いる魏軍が迫ると降伏の使者として赴き、蜀滅亡後は各郡の軍の降伏を勧める役目を果たした。