工藤省治

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工藤 省治(くどう しょうじ、昭和9年(1934年) - 令和元年(2019年10月26日)は、日本陶芸家愛媛県砥部焼作家で愛媛陶芸協会長。

来歴[編集]

青森県青森市出身。既婚者。岩手県水沢市高校を卒業後、北海道札幌東京絵画を学ぶ中で陶芸を志し、昭和32年(1957年)に愛媛県砥部町に移住する。砥部焼最大の窯元である「梅野精陶所」で約60年にわたって絵付け職人として勤務し、唐草、菊絵など砥部焼を代表する模様を生み出した。ろくろ技術も磨き、昭和49年(1974年)に設立した自身の工房・「青春窯」で作陶に励み、数多くの優れた作品を世に発表。日本クラフトデザイン協会理事長や日本陶磁器デザイナー連盟会長などを歴任した。

晩年は若手の後継者育成に尽力して砥部焼職人向けの陶画教室を開くなどしている。平成27年(2015年)には愛媛県の無形文化財技術保持者に認定された。

令和元年(2019年)10月26日午前4時、頸椎脱臼のため、愛媛県砥部町の自宅死去した。85歳没。