島原地震
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島原地震 | |
---|---|
本震 | |
発生日 | 1922年12月8日 |
発生時刻 | 1時50分 |
震央 | 橘湾(長崎県) |
震源の深さ | 19km |
規模 | M6.9 |
最大震度 | 震度5:長崎県長崎市 |
余震 | |
最大余震 | 12月8日11時2分に発生(M6.5) |
被害 | |
死傷者数 | 死者26人・負傷者39人 |
被害地域 | 長崎県など |
島原地震(しまばらじしん)は、1922年12月8日に長崎県の橘湾で発生した地震である[1][2]。
概要[編集]
1922年12月8日1時50分、長崎県の橘湾(千々石湾付近)でM6.9の地震が発生[3][4][1]。震源の深さは19 kmと比較的浅く[3]、島原半島南部で特に揺れが大きくなった[1]。本震の発生から半日も経たないうちに、M6.5の大きな余震が発生[5]。M6.9の地震とM6.5の地震が立て続けに発生ことになる。この他にも多数の余震が発生しており、本震が起きた12月8日だけで600回を超す余震が発生した(体に感じないものを含む)[6]。しかし、その後は余震の活動が徐々に穏やかになり、4〜5日後には100回未満にまで減少した[7]。本震が起こる前にも、前震とみられる地震がそれほど頻繁にではないものの発生していた[7]。
震度[編集]
本震における震度3以上の地点は以下の通り[3]。
震度 | 都道府県 | 観測点 |
---|---|---|
5 | 長崎県 | 長崎市南山手 |
4 | 熊本県 | 熊本市京町 |
鹿児島県 | 鹿児島市東郡元 | |
3 | 長崎県 | 対馬市厳原町東里 |
福岡県 | 福岡市中央区大濠 | |
佐賀県 | 佐賀市駅前中央 |
被害[編集]
震源に近い長崎県を中心に、各地で大きな被害が出た。特に被害が顕著だったのは、北有馬村(現:南島原市)や現在の雲仙市などであった[4][1]。11時2分に起きたM6.5の余震では、小浜村などでの被害も大きかったという[4]。
地震によって被害を受けた家屋の数は2,000を超え[8](一部の資料によれば600〜700棟程度が倒壊したとされる[1])、そのほか地割れや墳砂、山崩れ、道路橋梁の破損などが起こった[1]。また、熊本県では天草、八代などで石碑に被害が出るなどした[4]。
この地震による死者は26人で、さらに40人近くが負傷したとされる[4][1]。
脚注[編集]
- ↑ a b c d e f g “九州の災害履歴情報 » 年表から探す 長崎県”. saigairireki.qscpua2.com. 2019年8月11日確認。
- ↑ “島原地震(1922年12月 8日)について”. 久保寺 章 (京都大学理学部). 2020年7月20日確認。
- ↑ a b c “気象庁|震度データベース検索 (地震別検索結果)”. www.data.jma.go.jp. 2019年8月11日確認。
- ↑ a b c d e “title”. www.hp1039.jishin.go.jp. 2019年8月11日確認。
- ↑ “気象庁|震度データベース検索 (地震別検索結果)”. www.data.jma.go.jp. 2019年8月11日確認。
- ↑ “図9-17”. www.hp1039.jishin.go.jp. 2019年8月11日確認。
- ↑ a b “図9-17”. www.hp1039.jishin.go.jp. 2019年8月11日確認。
- ↑ “長崎の安全と安心”. 2019年8月11日確認。