山笠号
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山笠号(やまがさごう)とは、かつて兵庫県神戸市と福岡県福岡市を結んで運行されていた夜行高速バスである。
この項では、主に廃止時点での概況を記す。
概説[編集]
福岡と大阪を結ぶというムーンライト号の各停便を補完する性格が強く兵庫~福岡間の利用客に焦点を絞った系統といえた。
しかし、1990年代後半に入ると山陽新幹線の運行系統見直しで速達化が進み、更にムーンライト号やきょうと号といった西鉄が運行する対京阪神間の輸送が過剰傾向になり、ムーンライト各停便と競合傾向のある当系統は廃止された。
運行会社[編集]
歴史[編集]
停車停留所[編集]
- 兵庫県
- 福岡県
※同一県内の停留所相互間の利用はできない。
特記事項[編集]
概説の項でも述べたが、1990年代前半の夜行バスブームで京阪神~九州間の夜行バスが多く運行開始されたが、新規バス開設の暗黙のルールから京都、大阪、神戸それぞれに系統が新設され、時間が経つにつれ需要量としては過剰傾向が目立ち、結果的には多くの系統が廃止されるという結果となった。
1970年代にも「明星」を初め京阪神~九州間に多くの夜行列車を設定しながら輸送力過剰のため結果的に殆どが廃止となってしまったという経緯や、昨今では山陽新幹線や関西~九州間の航空機も輸送力過剰でダイヤ見直しが目立っており、関西~九州系統の輸送競争の犠牲となってしまったといえる。