山崎広明
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山崎 広明(山崎 廣明、やまざき ひろあき、1934年1月 - )は、経済学者。東京大学名誉教授、東海学園大学名誉教授[1]。専攻は日本産業史、経営史[2]。
経歴[編集]
福岡市生まれ。福岡県立修猷館高等学校卒業。1956年東京大学経済学部卒業[1]。学部学生時代は大内力のゼミに所属した。また「引き受け手のない」自治会委員長を務めた[3]。大学卒業後、農林中央金庫に勤務[1]。1958年東京大学大学院に進学[2]。1963年東京大学大学院社会科学研究科応用経済学専門課程単位取得退学[1]。神奈川大学専任講師、助教授を経て、1967年法政大学助教授。1971年東京大学社会科学研究所助教授、1975年教授、1992年所長。1994年定年退職、東京大学名誉教授[2]。その後、埼玉大学経済学部教授(3年半)を経て[4]、東海学園大学経営学部教授(14年半)[1][4]。この間、学部長(4年)、大学院経営学研究科長(7年)、学校法人東海学園理事(7年)を歴任。最後は特任教授で2012年3月退職[2]。
1997-2000年経営史学会会長、2001年経営史学会顧問[5]。1976年『日本化繊産業発達史論』(東京大学出版会)で第16回(1975年度)エコノミスト賞受賞[5][6]。
山川出版社の文部科学省検定済教科書『詳説政治経済』の著作者の1人[7]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『日本化繊産業発達史論』(東京大学出版会[東大社会科学研究叢書]、1975年)
- 『昭和金融恐慌』(東洋経済新報社、2000年)*山崎廣明名義
- 『豊田家紡織事業の経営史――紡織から紡織機、そして自動車へ』(文眞堂、2015年)
- 『自立と連帯を求めて――ある経済学徒の歩み』(悠光堂、2016年)
共著[編集]
- 『現代社会』(平島健司、阪口正二郎、粕谷誠、濱井修共著、山川出版社、2003年、新版2007年)*山崎廣明名義
- 『新版 現代社会教授資料』(平島健司、阪口正二郎、粕谷誠、濱井修共著、『新版現代社会教授資料』編集部編、山川出版社、2007年)*山崎廣明名義
- 『詳説政治・経済』(平島健司、阪口正二郎、粕谷誠、村田彰夫、出川清一、近藤幹雄共著、山川出版社、2007年)*山崎廣明名義
- 『織物からアパレルへ――備後織物業と佐々木商店』(阿部武司共著、大阪大学出版会、2012年)
- 『詳説政治・経済』(平島健司、阪口正二郎、粕谷誠共著、山川出版社、2014年)
- 『詳説政治・経済 改訂版』(平島健司、阪口正二郎、粕谷誠、出川清一、近藤幹雄共著、山川出版社、2018年)
編著[編集]
- 『戦後日本経営史(全3巻)』(米川伸一、下川浩一共編、東洋経済新報社、1990-1991年)
- 『日本経営史 4 「日本的」経営の連続と断絶』(橘川武郎共編、岩波書店、1995年)
- 『日本経営史の基礎知識』(経営史学会編、編者代表、有斐閣[有斐閣ブックス]、2004年)
- 『もういちど読む山川政治経済』(編、山川出版社、2010年、新版2018年)
監修[編集]
- 鈴木俊夫共監修『グローバル・シガレット――多国籍企業BATの経営史 1880~1945』(ハワード・コックス著、たばこ総合研究センター訳、山愛書院、発売:星雲社、2002年)*山崎廣明名義