小竹紘子
小竹 紘子(こたけ ひろこ、1941年11月 - )は、日本の政治家、元東京都議会議員(3期)、元東京都文京区議会議員(6期)[1][2]。
人物・経歴[編集]
1941年11月、父・西田司一(東京大学教授・畜産学)、母・基子の長女として生まれる。東京都練馬区出身[1]。
1975年、東京都文京区議会議員に初当選。以後6期22年務める[1]。
1997年7月、東京都議会議員選挙において、第1位で1期目の当選。1997年から2001年、経済・港湾委員、建設・住宅委員会副委員長など歴任[1]。2005年7月、東京都議会議員選挙において、第1位で2期目の当選[1]。2期8年の議員在任後、議席を失うが、4年後の2013年7月、東京都議会議員選挙において、第2位で3期目の当選を果たす[1][2]。東京大学名誉教授で政治学者の石田雄や、東京工業大学卒のプロボクシング元日本ウェルター級王者で、豆腐店店主を務める小林秀一などの推薦を受けての当選であった[3]。
野党・共産党所属の都議として、東京オリンピックや、築地市場の豊洲予定地移転問題に加え、1000億円近い累積赤字により400億円の公的資金注入を受けた新銀行東京問題などで代表質問を行うなど、当時の石原慎太郎都知事や与党を厳しく追及した[4][5]。また、文教委員会の委員長として、消費生活対策・文化振興施策・スポーツ振興施策・学校教育・社会教育に主に取り組んだ[1][6]。
学校教育においては、小学生3年生の35人以下学級の実現にむけて東京都教育委員会と協議し取り組んだが[7]、こうした文教委員としての取り組みがあって、1980年以来約40年ぶりとなる学級編制の標準引き下げとなる小学校全学年における35人学級の法律案が、2021年3月に可決し、施策の実現へとつながった[8][9]。
高齢者が安価に利用できるシルバーパスを東京メトロでも使えるように求める活動も進めてきたが[10][11][12]、2020年10月に東京メトロで初の試みとなる65歳以上の利用者を対象としたシルバーパスの発売が実現している[13]。
脚注[編集]
- ↑ a b c d e f g h i 小竹ひろ子・プロフィール
- ↑ a b 政治山『東京都議会議員選挙(2013年6月23日投票)』
- ↑ 東京都議会議員選挙(文京区選挙区)選挙公報 平成25年6月23日
- ↑ 東京都議会・都議会だより 278号 2008年6月17日
- ↑ 東京都議会『平成20年第2回定例会代表質問』2008年6月17日
- ↑ 価格.com『テレビ紹介情報:テレビ東京 都議会トピックス』
- ↑ 新日本婦人の会東京都本部『小学校3年生の35人以下学級を求め、東京都教育委員会と懇談』2014年1月23日
- ↑ 文部科学省『小学校における35人学級の実現/約40年ぶりの学級編制の標準の一律引下げ』2021年3月31日
- ↑ ReseEd『小学校35人学級、法案が閣議決定…今後5年で全学年へ』2021年2月2日
- ↑ 小竹ひろ子都政レポート No.18 2014年4・5月合併号
- ↑ 東京都議会『平成二十五年東京都議会会議録第十五号』シルバーパスの拡充について
- ↑ 文京新聞社『週刊小竹ひろこ』No.11 2013年5月5日
- ↑ 東京メトロ・ニュースリリース 2020年10月12日