小楠公御墓所
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小楠公御墓所(しょうなんこうごぼしょ)は、大阪府四條畷市にある南北朝時代の南朝の武将である楠木正行の墓。
概要[編集]
四條畷神社から西に1キロほど行った場所にある楠木正行の墓である。正行は楠木正成の長男で、父の遺志を継承して足利尊氏と戦ったが、尊氏が派遣した高師直率いる室町幕府軍に敗れて戦死した。正成が大楠公と呼ばれるのに対し、正行は小楠公と呼ばれる。
正行亡き後から80年ほどたった永享元年(1429年)、小さな碑が建立されてその両側に楠の木を植えて供養塚とし、そこを楠塚と名付けた。明治11年(1878年)に大久保利通の筆による石碑も建立された。2本の楠はやがて1本のようになり、樹齢も500年を超えて幹回りは12メートルで、大阪府の天然記念物に指定されている。
なお、正行は尊氏の子で第2代将軍となった足利義詮から尊敬されており、義詮はその死に臨んで正行と同じ墓に弔ってほしいとまで遺言したと言われている。
アクセス[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 2. 史跡 伝楠木正行墓 - 四條畷市