定勝寺 (吉川市)
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定勝寺(じょうしょうじ)とは、埼玉県吉川市三輪野江1553に存在する寺院である。宗派は真言宗豊山派。
概要[編集]
吉川市の南東端、江戸川左岸に沿う田園地帯にある寺院で、室町時代後期の永正年間(1504年から1521年)に創建されたと言われるが、当初の名は観音寺だったという。もともと下総国にあった寺院を、江戸時代初期の慶長16年(1611年)に平本定勝が二郷半領の開発をするにあたって、現在の寺の地に移建し、開発の成功を祈願し、自らの名をそのまま寺の名にしたといわれている。
境内はおよそ1万1000平方メートルで、本堂や庫裏、書院、仁王門、鐘楼などが建てられているが、木々に囲まれている。鐘楼の銅鐘は埼玉県から文化財に指定されており、これは総高が168センチ、口径92センチで、銘によると寛文9年(1669年)に江戸の田名丹波守によって作られたとある。