大連市

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大連市は、中国遼寧省の都市であり、その都市を含む自治体(日本で言う都道府県相当の副省級市)である。

概要[編集]

中国遼寧省南部、遼東半島の先端付近にある都市。現在、遼寧省で省都瀋陽に次ぐ第二の都市となっている。

大連の市街地は中山区など4つの区になっており、自治体としての大連市は12,574km2の広大な領域である。

地理[編集]

遼東半島の先端東寄りに位置する。

周辺の主要都市および距離
チョイバルサン(1170km)
赤峰(440km)
秦皇島(210km)
チチハル(950km)
通遼(520km)
営口(200km)
ハルビン(860km)
長春(630km)
瀋陽(350km)
西安(1250km)
北京(460km)
唐山(310km)
大連 大阪市(1320km)
ソウル(490km)
平壌(360km)
鄭州(850km)
済南(480km)
東営(310km)
上海(850km)
揚州(750km)
青島(340km)
釜山(780km)
大邱(700km)
俚島(210km)


大連市に隣接する市
営口市 鞍山市
丹東市
渤海 大連市 黄海
煙台市
(山東省)

気候[編集]

亜寒帯冬季少雨気候(Dwa)に属する。夏は仙台並の気温だが、冬の寒さは札幌レベルまでさむくなる。

歴史[編集]

概ね紀元前2世紀頃より、後にの支配下にあり、五胡十六国の時代を経て5-7世紀は高句麗領となった。その後再び漢民族が進出し、8-9世紀はの支配を受けるも、10世紀から14世紀まではモンゴル帝国と満州・モンゴルの領土となった。15世紀以降は、中国本土と同じ国となる時代が続く。

大連の町が建設されたのは朝末期である。その後日清戦争後の下関条約で日本に割譲されることとなったが、三国干渉により手放した後にロシア租借地となった。日露戦争以降周辺一帯が日本の租借地となり、関東州と呼ばれた。
大連は、35km西方の旅順とともに軍事戦略上の要地であり、それぞれの時代で急速に都市が拡大した。満州国成立後は、形式上、日本が満州国(日本の影響が強かった)から租借していることになった。

第二次世界大戦で日本が敗北し、中華民国が租借を回収、その後、中華人民共和国領となった。
1951年旅順などを合併し、旅大市となったが、1981年に市名を大連に戻して現在に至る。

交通[編集]

空港[編集]

市の中心から北西へ10kmの所に大連空港がある。中国の国内便メインだが、韓国や日本への直行便もある。

鉄道[編集]

都心部に大連駅が、都心から15km北に大連北駅があり、どちらの駅からも哈大旅客専用線の高速列車が利用可能である。どちらの駅から発車するかは列車により異なる。なお、都心から離れた大連北駅の方が規模が大きい。

市内では地下鉄・郊外電車も計7路線が運行している。

脚注[編集]