大浦城
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大浦城(おおうらじょう)とは、現在の青森県弘前市賀田にかつて存在した日本の城である。
概要[編集]
室町時代後期の文亀2年(1502年)、大浦光信によって築城されたという。別名を八幡城、西根城ともいう。
城主は光信の後、大浦盛信・大浦政信と変わり、大浦為信の時代に南部氏から独立して津軽地方一帯に勢力を拡大し、豊臣秀吉の小田原征伐に参加して所領安堵を受けて、津軽地方を支配する近世大名となり、津軽と姓を改めて津軽為信となった。文禄3年(1594年)、為信は大浦城から堀越城に居城を移したので、大浦城は廃城となった。
残された史料は少ないが、大浦城は本丸・2の丸・3の丸があり、さらに堀を巡らしたかなり大規模な城構えをしていたことがわかっている。現在では城の遺構はほとんど残されておらず、城跡はリンゴ園や畑地、学校用地などとなっていて、大浦城跡という石の標柱が現在に当時をわずかに伝えるのみとなっている。