近世
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近世(きんせい)とは、時代区分において、近代の前の段階を指す。
概要[編集]
中世の後に続く時代であり、近代において重要な資本主義、帝国主義、議会政治、憲法、人権などの概念が定着する準備段階と考えることができる。中央集権体制若しくはそれに類似した体制で、国家元首による政治の集中である絶対王政であった。日本史では、一般的に戦国時代または安土桃山時代から江戸時代までを指す。ただし、幕末に関しては近代に含めることが多い。西洋史では、明確な定義はないがルネサンスの勃興から大航海時代を経て名誉革命前後までを指す。近世に相当する時代は元々は近代に含まれていたものであり、時間の経過により近代に含まれる期間が長くなるにつれ、その初期を分割したものと考えることができる。英語ではearly modern periodと呼び、近代の一部とされていることが分かる。