国鉄スユニ50形客車
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国鉄スユニ50形客車 (こくてつすゆに50がたきゃくしゃ)とは、日本国有鉄道が設計、開発した客車である。
概要[編集]
従来から運用されてきた国鉄スユニ60形客車、国鉄スユニ61形客車が老朽化したためにこれらを置き換えるために登場した郵便荷物合造車である。台枠、車体は新製であるが、台車はスハ43、スハネ16から流用したTR47である。塗色は青15号である。同時期に登場した国鉄クモユニ143形電車、国鉄クモユニ147形電車、国鉄キユニ28形気動車と同じ車体構造である。種車のクーラーは流用されなかった。昭和59年2月1日日本国有鉄道ダイヤ改正によって取扱便が廃止されて護送便と締切便のみの扱いとなり、昭和61年11月1日日本国有鉄道ダイヤ改正による日本国有鉄道の荷物輸送の廃止によって用途を失い、大半の車両が廃車になった。一部の車両は救援車 (鉄道車両)として国鉄分割民営化後も車籍を残した。
テセウスの船[編集]
国鉄スハネ16形客車から改造された車両は、その種車の台車は引き継がれておらず、種車の新造から本形式に引き継がれた部品は何一つ残っておらず、引き継がれたものは車歴だけである。