国鉄スユニ60形客車

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国鉄スユニ60形客車 (こくてつすゆに60かたきゃくしゃ)とは、かつて日本国有鉄道が改造によって登場させた郵便荷物合造車である。

概要[編集]

1954年度から1955年度にかけて木造客車から67両が改造された。木造客車から直接改造されたところが他の鋼体化客車から改造された国鉄スユニ61形客車と異なるところである。また、車掌室反対側の窓がスユニ61は1000mm幅の窓1枚であるのに対し、本形式は700mm幅の窓2枚であることが異なる。郵便室荷重が4トン、荷物室荷重が6トンである。200番台18両と300番台2両は北海道用に耐寒耐雪装備が施された。台車はTR11を履く。211~以降は郵便区分室の設計が変更している。

運用[編集]

日本全国の亜幹線で使用されたが昭和59年2月1日日本国有鉄道ダイヤ改正による合理化によって国鉄スユニ50形客車でさえ余ったため廃車となった。

参考文献[編集]