四茂野修

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四茂野 修(よもの おさむ、1949年9月12日[1] - )は、労働運動家。元・JR東労組中執、JR総連執行委員[2]

経歴[編集]

東京都生まれ。1968年東京都立戸山高等学校卒業。1976年東京大学文学部哲学科中退。1977年国鉄動力車労働組合(動労)中央本部に就職[3]、組織部に勤務[2]

1987年から1998年、東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組)役員[1]。1989年頃にJR東労組政策調査部長と兼任でJR高崎商事の非常勤顧問に就任(牧久による)[4]。1996年時点でJR東労組情宣部長[5]

1998年から2008年、全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)役員[1]。2002年から副委員長[2]

2005年から2009年、国際労働者交流センター(ICLS)事務局長[1]。2008年から2019年、国際労働総研専務理事[1][6]。2016年12月時点で国際労働総研の機関誌『われらのインター』編集長[7]

さつき会(旧動労の解散に伴い設立された任意団体)の2004年の解散時の事務局長[8]。2009年3月時点でJR総連国際委員長[9]、2011年10月時点でJR総連特別執行委員[10]

著書[編集]

単著[編集]

訳書[編集]

分担執筆[編集]

  • 松崎明著、宮崎学聞き手『松崎明秘録』(同時代社、2008年)
  • 佐藤優魚住昭責任編集『誰が日本を支配するのか!? 沖縄と国家統合』(マガジンハウス、2010年)
  • 高知聡『高揚した日本労働運動の軌跡――1945-1948』(現代思潮新社、2011年)
  • 樋口篤三『樋口篤三遺稿集 第1巻 革命家・労働運動家列伝』(同時代社、2011年)

出典[編集]

  1. a b c d e 四茂野修 魚の目(魚住昭責任総編集ウェブマガジン)
  2. a b c 甦れ!労働組合―「もうひとつの世界」を求めて 紀伊國屋書店
  3. 四茂野修『「帝国」に立ち向かう――動労~JR総連-職場からの挑戦』五月書房、2003年、著者略歴
  4. 牧久『暴君――新左翼・松崎明に支配されたJR秘史』小学館、2019年、166-167頁
  5. 四茂野修「『世界』よ! お前もか!――警察の情報操作に踊るジャーナリズム」『世界』1996年12月号
  6. 評伝・松崎明―現実は理論よりも常に大きい 紀伊國屋書店
  7. 【模索舎store】 ●われらのインター 80号 模索舎(2016年12月22日)
  8. 西岡研介『マングローブ――テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実』講談社、2007年、310頁
  9. 権力を取らずに世界を変える 紀伊國屋書店
  10. 国際労働者交流センター(ICLS)ソウルフォーラム 「子供たちが幸せに暮らす社会の創造のために」 世界各国から労働者が結集!! JR東労組

関連文献[編集]

言及がある文献
  • 野村旗守『Z(革マル派)の研究』月曜評論社、2003年。
  • 西岡研介『マングローブ――テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実』講談社、2007年。
  • 宗形明『異形の労働組合指導者「松崎明」の誤算と蹉跌――「JR東日本革マル問題」の真相と現状』高木書房、2009年。
  • 絓秀実「スパイ論序説 国民戦線下の左派」、『デルクイ』編集部編『デルクイ01 反体制右翼マガジン』彩流社、2011年。『天皇制の隠語』(航思社、2014年)に所収。
  • 無署名「JR総連カクマル 中枢から瓦解 混乱と動揺示す四茂野の「論考」」、革命的共産主義者同盟全国委員会機関紙『前進』2700号、2015年10月5日付。
  • 絓秀実『タイム・スリップの断崖で』書肆子午線、2016年。
  • 牧久『暴君――新左翼・松崎明に支配されたJR秘史』小学館、2019年。