牧久
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牧 久(まき ひさし、1941年 - )は、ジャーナリスト。日本経済新聞社客員[1]。
大分県生れ。1964年早稲田大学第一政治経済学部政治学科卒業。日本経済新聞社に入社、東京本社編集局社会部に所属。サイゴン・シンガポール特派員などを経て、1989年東京・社会部長。その後、人事局長、取締役総務局長、常務労務・総務・製作担当。専務取締役を経て[2]、2004年代表取締役副社長[3]。2005年テレビ大阪会長。2007~2009年日本経済新聞社顧問[2]。2009年からノンフィクション作品を発表[1]。社会部記者だったとき国鉄記者クラブに常駐した経験があり(1968年から2年半)[4]、満鉄理事や国鉄総裁を務めた十河信二の評伝『不屈の春雷』(2013年)、国鉄分割・民営化に至るまでの20年を描いた『昭和解体』(2017年)、革マル派副議長や旧動労・JR東労組委員長を務めた松崎明の評伝『暴君』(2019年)を手掛けた。『昭和解体』は第4回城山三郎賞(角川文化振興財団主催、魚住昭・片山善博・斎藤美奈子選考委員)の最終候補作にノミネートされた(該当作なし)[5]。
著書[編集]
- 『サイゴンの火焔樹――もうひとつのベトナム戦争』 ウェッジ、2009年5月
- 『特務機関長許斐氏利――風淅瀝として流水寒し』 ウェッジ、2010年10月
- 『「安南王国」の夢――ベトナム独立を支援した日本人』 ウェッジ、2012年2月
- 『不屈の春雷――十河信二とその時代(上・下)』 ウェッジ、2013年9月
- 『満蒙開拓、夢はるかなり――加藤完治と東宮鐵男(上・下)』 ウェッジ、2015年7月
- 『昭和解体――国鉄分割・民営化30年目の真実』 講談社、2017年3月
- 『暴君――新左翼・松崎明に支配されたJR秘史』 小学館、2019年4月
- 『転生――満州国皇帝・愛新覚羅家と天皇家の昭和』 小学館、2022年8月
出典[編集]
- ↑ a b 牧久著『昭和解体 国鉄分割・民営化30年目の真実』には重大証言と新資料が満載! P+D MAGAZINE
- ↑ a b 特務機関長許斐氏利 / 牧 久【著】 紀伊國屋書店ウェブストア
- ↑ 日本経済新聞社130年史編集委員会編集『日本経済新聞社130年史』日本経済新聞社、2006年
- ↑ 牧久『昭和解体――国鉄分割・民営化30年目の真実』講談社、2017年、498頁
- ↑ 第4回 城山三郎賞 該当作なし 書評専門紙「週刊読書人ウェブ」(2017年10月20日)