喜知姫
ナビゲーションに移動
検索に移動
喜知姫(きちひめ、元禄10年11月29日(1698年1月10日) - 元禄11年7月7日(1698年8月12日))は、江戸時代中期の女性。第5代将軍・徳川綱吉の大姪で養女。
略歴[編集]
父は尾張藩の第3代藩主・徳川綱誠で14女。父の綱誠は綱吉の実姉・千代姫(霊仙院)を生母とするため、綱吉の大姪に当たる。
尾張国名古屋城で生まれる。元禄11年(1698年)1月18日に江戸に下向し、3月18日に綱吉が尾張藩屋敷に御成した際、綱吉の養女になることが約束され、4月2日に江戸城本丸に入り、綱吉の姉である千代姫のもとで養育された。しかし、3か月後の7月7日に早世した。享年2。
彼女の死に対し、幕府は鳴り物を3日間禁止としたが、普請のみは許可した。墓所は小石川の伝通院。法名は知法院栄誉本香良薫大童女。