和紙
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和紙(わし)とは、紙の一種である。洋紙と違い、機械による大量生産に向かず、おおむね手漉きされる。そのため、日本の伝統的工芸品とされる。
概要[編集]
原料となるのは楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)の靭皮(じんぴ)。このうち雁皮はほぼ天然素材なので入手が困難である。洋紙と同じ漉き方をしても、材料が楮か三椏なら和紙とされる。
用途[編集]
日本の紙幣(日本銀行券)は和紙でできている。また、絵画の修復にも用いられる。
いわゆる油紙は雁皮紙である。雁皮紙は薄くて丈夫であり、ゴム動力式の模型飛行機にも使われる。風船爆弾や人力飛行機にも使われた。もちろん凧にも用いられる。製作すると機体に張ったときはなんとなくピンとしないが、霧吹きで水を吹いてから乾燥するとピンとする。しかるのちクリアラッカーを吹くと水濡れにも強くなる。
和紙の例[編集]
紙すきが体験できる施設の例[編集]
- 小川町和紙体験学習センター(埼玉県比企郡小川町)
- 内山手すき和紙体験の家(長野県下高井郡木島平村)
- 下呂温泉合掌村(岐阜県下呂市)
- 夢すき公園(岡山県新見市)
- 土佐和紙工芸村紙漉体験実習館(高知県吾川郡いの町)
関連項目[編集]