向寵
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向 寵（しょう ちょう、? － 240年）は、三国時代の蜀の武将。向朗の甥[1]。向充の兄。
生涯[編集]
荊州襄陽郡宣都県の出身[1]。劉備の時代から家臣として仕え、牙門将軍に任命される[1]。222年の夷陵の戦いに参加した際に陸遜に大敗したにも関わらず、向寵の軍は無傷だったという[1]。223年に都亭侯に封じられ、後に中部督に任命されて近衛兵を指揮する立場になる[1]。
227年に諸葛亮が劉禅に出師の表を奉った際、向寵は「性格や行動が善良・公平で軍事に明るい」と賞賛している[1]。最終的に中領軍にまで昇進した[1]。
240年に漢嘉郡の異民族を征伐したが、その際に戦死した[1]。
『三国志演義』では第91回の出師の表で登場して蜀本国の守備を担当している。