千種秀夫

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千種 秀夫(ちくさ ひでお、昭和7年(1932年2月21日 - 令和4年(2022年12月17日)は日本の裁判官最高裁判所判事。日本法律家協会会長に就任。弁護士登録をしている。

略歴[編集]

兵庫県出身。東京大学法学部を卒業し、昭和30年(1955年)に判事補となる。法務省民事局長や静岡地裁所長、東京高裁部総括判事などを歴任。平成5年(1993年9月に初めて最高裁事務総長から最高裁判事に直接就任した。平成14年(2002年2月に定年で退官。その後、弁護士登録する。平成16年(2004年)に旭日大綬章を受章。

最高裁判事の在任中にロッキード事件の丸紅ルートの大法廷判決(1995年)や6.59倍の1票の格差を違憲状態とした参院定数訴訟の大法廷判決(1996年)に関与したり、靖国神社玉串料への公費支出を日本国憲法における政教分離原則違反とした愛媛玉串料訴訟大法廷判決(1997年)で多数意見に賛同したりしている。

令和4年(2022年)12月17日に90歳で死去した。葬儀告別式は近親者で行なった。

著作[編集]

  • 『判例にみる使用者の責任』千種秀夫、高井伸夫 (新日本法規出版)ISBN 978-4788206533
  • 『労使の視点で読む 最高裁重要労働判例 』高井伸夫・宮里邦雄・千種秀夫(経営書院出版)