全端
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全 端(ぜん たん、生没年不詳)は、中国の三国時代の呉・魏の武将。父は不詳。叔父は全琮。従兄弟は全緒・全懌。族子は全禕・全儀。
生涯[編集]
揚州呉郡銭唐県の出身[1]。241年に魏の王凌に勝利するが、この時の武功に関する恩賞と同年の孫登の早世による後継者争いで張休や顧譚らと対立し、孫権に讒言して両者を罪に陥れた[1]。252年の東興の戦いでは東興西城を守備して魏軍撃退に貢献する[1]。257年に魏で諸葛誕の乱が起こると文欽らと共に呉軍の大将として救援に向かうが、魏軍の参謀である鍾会による策略で従弟の全懌と共に魏に降伏し、列侯に封じられた[1]。
『三国志演義』では全懌の兄とされているが、経歴は描かれていない後継者争い以外はほぼ史実どおりである。