佐喜眞淳

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佐喜眞 淳(さきま あつし、1964年8月9日 - )は、日本政治家。沖縄県宜野湾市長(第16・17代)、沖縄県議会議員(2期)、宜野湾市議会議員(2期)を務めた。 また、沖縄県議会議員も務めた。

経歴[編集]

沖縄県宜野湾市生まれ。沖縄県立普天間高等学校千葉商科大学商経学部卒業[1]。大学卒業後、フランスに留学し、8年間滞在した。日本に帰国後、自由民主党に入党。1997年より旅行会社に勤務。

2001年の宜野湾市議会議員選挙に出馬し、初当選。2005年にも再選されたが、任期途中で辞職。沖縄県議会議員選挙に宜野湾市選挙区から出馬し、当選。2010年に再選。

2012年2月、安里猛の病気辞任に伴う宜野湾市長選挙に自民・公明新党改革3党の推薦を受けて出馬。安里の前任者で、社民共産沖縄社会大衆3党が推薦する伊波洋一を900票の僅差で破り、当選した[2][3]

2015年9月、翌年の宜野湾市長選挙に再選を目指して出馬する意向を表明[4][5]。前回に引き続き自民・公明両党の推薦を受けたほか、舛添要一東京都知事の支援も受け[6]、相手候補を約6千票の大差で破り、再選された[7][8][9]2016年1月29日首相官邸安倍晋三首相に面会し、改めて普天間飛行場の早期閉鎖を要請した[10]

2018年6月5日に任期満了に伴う11月の沖縄県知事選挙に佐喜真を擁立することを自民党沖縄県連が決定[11]。翁長知事の死去に伴い選挙が9月に前倒しされたことを受け、8月14日に辞表を提出した上で知事選への立候補を正式表明した[12]。同年9月3日に沖縄県知事選挙に立候補した[13]

政策[編集]

経済[編集]

  • 県民1人当たりの所得を(平成27年度は約217万円)300万円に引き上げ[14]
  • 県民所得300万円を実現する新次元の産業経済発展戦略により、県内企業の経営体質の強靱化を図り、正規雇用率、賃金の大幅引き上げを実現[15][16]
  • 企業の育成
    • バイオ産業をはじめ未来を牽引する新たなリーディング産業の創出[15][17]
    • 新たな産業用地の確保。新次元産業によるアジアの最先端産業拠点化。AI・IOT・フィンテック、バイオ、ロボット、先端的な物流やものづくり等、世界から注目される新次元産業を集積する、新しい次元の産業団地を整備し、基地跡地利用も視野に、アジアの最先端産業の拠点を形成する[15]
    • ベンチャー企業支援ファンドの設立。沖縄特例のベンチャー企業支援ファンドを設立し、世界に羽ばたく沖縄発のベンチャー企業を支援[15]
    • 西普天間の健康医療拠点で遺伝子治療の研究開発を促進[15]
    • 営業用トラック高速道路利用料の割引制度の創設を求める[15]
    • トラックドライバーの人手不足を解消するため、運転免許の取得にかかる費用を助成[15]
    • 琉球ゴールデンキングスやFC琉球等の地元プロチームの拠点となる多目的アリーナやJ1サッカー場の整備など、スポーツ産業の振興に取り組む[15]
    • プロ野球やJリーグサッカーチーム等のキャンプ・合宿受入の拡大に加え、東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ、バスケットボールワールドカップ予選など国際大会を誘致[15]
    • AI、IoT、ロボット等の新次元産業拠点の形成。沖縄の優位性であるアジアの中心的位置、拡大する交流人口、国内屈指の航空路線網、中南部都市圏の基地跡地等を活かし、国との連携のもと、世界から注目される新次元産業の創出支援や産業集積に取り組む[15]
  • 高速フリーWi−Fi環境、那覇空港(国内線・国際線ビル連結施設など)、観光スポット、宿泊施設などを整備し、魅力ある観光商品の開発を支援することで現在の倍に当たる観光収入1兆3千億円を目指す[18]

子育て支援[編集]

  • 子供の保育料、給食費、医療費の無料化[14]
    • 貧困世帯の通学や通勤にかかる交通運賃の割引に向けた支援[15]
    • 子ども食堂等の継続的・安定的な運営体制づくりを支援[15]
    • 学習塾や学習用品等に使途をかぎったバウチャーを導入し、貧困世帯においても、十分に学びの機会を得ることができるよう、支援[15]
    • 子育て支援事業の充実、待機児童の解消、こども医療費無料化の拡充、要保護児童対策の充実強化などを行い、日本一子どもを生み育てやすい「子育て王国おきなわ」、学力向上対策の強化、給付型奨学金の拡充、特別支援教育の充実、グローバル人材の育成強化などを行う[15][19]
    • 待機児童ゼロと放課後児童クラブの利用負担の軽減。保育所の整備、認可外保育施設の認可化、保育士の確保・処遇改善等のあらゆる方策を講じる[15]
    • 育児不安、産後うつ、10代の妊娠・出産、低出生体重児相談など子どものすこやかな発達を支援する体制の充実強化を図る[15]
    • 子ども医療センターを中心とした小児医療の充実強化[15]
    • 不妊治療に要した経費の助成を拡充[15]
    • 児童虐待防止策の充実と児童相談所の体制の強化。虐待予防のための早期対応から発生時の迅速な対応、虐待を受けた子どもの自立支援等に至るまで、関係機関が連携した切れ目のない支援体制の構築する。児童福祉司、児童心理司、保健師等の専門職の配置の充実や資質の向上を図るなど児童相談所の体制及び専門性を強化し、児童虐待の迅速・的確な対応体制を確保する[15]
    • 高校在学中などに妊娠した女性の居場所の確保や、妊娠・出産をサポートする体制を拡充[15]

医療・福祉政策[編集]

  • 福祉
    • 介護サービスの充実を始め、特別養護老人ホームの施設整備支援、居住支援、社会参加支援、認知症対策支援[15]
    • 障害者の地域生活支援の充実や、就労支援の強化[15]
    • 特別養護老人ホーム等の施設整備を支援し、入所待機者の解消を図るとともに、介護職員の処遇の改善に取組む[15]
    • 「沖縄県性暴力被害者ワンストップ支援センター」を病院拠点型センターへ移行して整備を行うとともに、性暴力被害者等支援のネットワークの構築の支援を行う[15]
    • うつ病等の精神疾患の相談体制の充実と職場復帰に向けた取り組みを強化[15]
  • 医療
    • 世界トップクラスの医師や最先端の医療機器を集約した医療センターを設置し、県民の診療だけでなく、国内外からのメディカルツーリズムの拠点とし、あわせて、医療人材の育成拠点を目指す[15][20]</ref>。
    • 西普天間住宅地区への移転にともなう琉大医学部の大幅な機能強化。
    • 国際先端医療センター構想と連動し、離島や僻地への医師派遣機能の強化する[15]
    • 琉球大学に薬学部を創設し、薬剤師の育成を進める[15]
    • 沖縄県立看護大学を地方独立行政法人化し、国際保健看護、島嶼保険看護等の特色あるカリキュラムの充実、助産専攻科の設置、看護シミュレーションセンター等施設整備。高度看護人材を育成を図る[15]
    • 県立病院の慢性的な医師不足の解消[15]
    • 医師会、歯科医師会、看護協会、薬剤師会、栄養士会等17団体で構成する沖縄県医療保健連合(なごみ会)との連携を強化し、医療環境の充実を図る[15]
    • 安全、安心な医療提供体制構築のため、看護職員の養成力の強化、修学資金貸与事業及びナースセンターの充実等、看護職員の安定的確保と質の向上を図る[15]

離島振興策[編集]

  • 下地島空港の開発推進[21]
  • 平良港港湾整備[21]
  • 航空運賃の軽減[21]
  • 宮古・八重山の高校に建築科を設置、観光等の専門学校誘致で人材確保[15]
  • 離島の子育て費用(育児用品・学習用品)の補助や生活必需品・水道料金・石油価格の低減化を図る[15]
  • 離島での救急搬送体制の充実と専門医派遣巡回診察、遠隔診療による離島医療の充実[15][22][23]
  • 離島地域の中学生が沖縄本島の高校に自由に進学し、安全・安心に学べるよう、進学希望校の多い地域に第2、第3の離島学生寮を整備する[15][24]
  • 離島地域の小・中・高校生が豊かな学校生活を過ごせるよう、沖縄本島での部活動遠征費用等を支援する[15]
  • 離島地域の定住人口を維持したり、増加させたりするため、空き家利活用対策の充実や、公営住宅の整備をする[15][24]
  • 台風や津波への対策に配慮した防災拠点の整備、食料や燃料の備蓄[15]
  • 離島の海底ケーブル(送電・通信)の整備
    • 西表島・鳩間島間など離島を結ぶ海底ケーブルの取り替えを支援。離島における海底光ファイバーケーブルの敷設についても支援[15]

脚注[編集]

  1. 第16代市長のページ(プロフィール) | 宜野湾市公式ホームページ
  2. “佐喜真氏が初当選 26年半ぶりに保守市政へ 普天間の「早期返還」優先”. 産経新聞. (2012年2月12日. http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120212/elc12021222190004-n1.htm 2012年2月12日閲覧。 
  3. “900票で佐喜真氏 開票結果”. 産経新聞. (2012年2月12日. http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120212/elc12021223090006-n1.htm 2012年2月12日閲覧。 
  4. “佐喜真氏が出馬表明「普天間の危険除去」宜野湾市長選”. 琉球新報. (2015年9月6日. http://ryukyushimpo.jp/news/prentry-248458.html 2016年1月26日閲覧。 
  5. “佐喜真氏が宜野湾市長選出馬表明 「普天間の固定化阻止」”. 沖縄タイムス. (2015年9月6日. http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=131709 2016年1月26日閲覧。 
  6. “宜野湾市長選あす告示 普天間争点、現新一騎討ちへ”. 産経新聞. (2016年1月16日. http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160116-00000076-san-pol 2016年1月26日閲覧。 
  7. “「オール沖縄」敗北の波紋 宜野湾市長選、明暗分かれる”. 朝日新聞. (2016年1月26日. http://www.asahi.com/articles/ASJ1T5FDBJ1TUTFK009.html 2016年1月30日閲覧。 
  8. “宜野湾市長選挙、佐喜真氏が圧勝 実績・経済政策訴え再選”. 沖縄タイムス. (2016年1月25日. http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=151178 2016年1月25日閲覧。 
  9. “宜野湾市長に佐喜真氏再選 志村氏に5857票差”. 琉球新報. (2016年1月25日. http://ryukyushimpo.jp/news/entry-209798.html 2016年1月25日閲覧。 
  10. “【宜野湾市長再選】安倍首相「良い結果でよかった」佐喜真淳市長と官邸で面会”. 産経新聞. (2016年1月29日. http://www.sankei.com/politics/news/160129/plt1601290033-n1.html 2016年1月30日閲覧。 
  11. “選挙 沖縄県知事選 宜野湾市長擁立、自民県連が決定”. 毎日新聞. (2018年7月6日. https://mainichi.jp/senkyo/articles/20180706/ddm/012/010/042000c 2018年7月6日閲覧。 
  12. “佐喜真淳氏が正式出馬表明「国との関係を再構築」宜野湾市長の辞表も提出 沖縄県知事選”. 産経新聞. (2018年8月14日. https://www.sankei.com/smp/politics/news/180814/plt1808140012-s1.html 2018年8月14日閲覧。 
  13. http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/314153
  14. a b “佐喜真淳氏が政策集 普天間「一日も早い返還実現」、辺野古移設には賛否示さず”. 産経新聞. (2018年9月3日. https://www.sankei.com/politics/news/180903/plt1809030018-n1.html 2018年9月12日閲覧。 
  15. a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an 政策 対立から対話へ 沖縄の和の心で豊かな生活を実現します” (日本語). 佐喜真 淳 公式ウェブサイト. 2018年9月3日確認。
  16. 沖縄タイムス2018年9月26日 沖縄知事選[政策比較](5)雇用と労働環境
  17. BuzzFeed 2018/09/13 沖縄県知事選、佐喜真淳氏と玉城デニー氏をめぐる4つのポイント
  18. 沖縄タイムス2018年9月20日 沖縄知事選[政策比較](3)観光振興と離島振興
  19. 沖縄タイムス2018年9月27日 沖縄知事選[政策比較](7)教育・子育てと貧困対策
  20. 沖縄タイムス2018年9月27日 沖縄知事選[政策比較](8)医療・福祉と環境対策
  21. a b c “沖縄県知事選 佐喜真氏が総決起大会支持を訴え”. 都新報. (2018年9月8日. http://miyakoshinpo.com/news.cgi?no=20006&continue=on 2018年9月12日閲覧。 
  22. 宮古新報2018/09/19 県知事選 主要候補が政策強調 候補者に聞く
  23. 沖縄タイムス2018年9月20日 沖縄知事選[政策比較](3)観光振興と離島振興
  24. a b 八重山毎日新聞2018年09月20日 陸自計画、尖閣で相違 県知事選