佐々木正
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佐々木 正(ささき ただし、1915年(大正4年)5月12日 - 2018年(平成30年)1月31日)は、日本の電子工学の技術者。シャープ元副社長。工学博士。「ロケット・ササキ」の異名を持つ。
生涯[編集]
島根県出身。1938年(昭和13年)に川西機械製作所(現在のデンソーテン)に入社し、1964年(昭和39年)に早川電気工業(現在のシャープ)に移り、専務などを経て1983年(昭和58年)に副社長に就任する。専務の時代には当時は学生だったソフトバンクグループの社長・孫正義への支援を決めて開発した翻訳ソフトを1億円で買い取るなどし、孫の後年における起業に大きな影響を与えたという。
次々にアイディアを生み出すスピードから「ロケット・ササキ」の異名をとり、小型電卓の開発や半導体・液晶の技術発展に世界的に貢献し、2003年(平成15年)に世界最大の技術者組織とされるアメリカの電気電子技術者協会(IEEE)から日本人として5人目の名誉会員資格を授与された。
2018年(平成30年)1月31日、肺炎のため死去した。102歳没。