今永昇太のノーヒットノーラン
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開催日時 | 2022年6月7日 | ||||||
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開催球場 | 札幌ドーム | ||||||
開催地 | 日本 北海道札幌市豊平区 | ||||||
監督 | |||||||
審判員 | 球審: 市川貴之 1B: 石山智也 2B: 森健次郎 3B: 名幸一明 | ||||||
観客数 | 13,592人 | ||||||
試合時間 | 2時間32分 | ||||||
今永昇太のノーヒットノーラン(いまながしょうたののーひっとのーらん)では、2022年6月7日(火)に札幌ドームで行われたプロ野球セ・パ交流戦、北海道日本ハムファイターズ対横浜DeNAベイスターズ1回戦において、DeNAの投手・今永昇太が達成したノーヒットノーランを取り上げる。
投球数は117球[1][2]。内訳は、三振9、内野ゴロ6、内野ライナー1、内野フライ2、外野フライ9[2]。
概要[編集]
日本プロ野球でのノーヒットノーラン達成は、今永が史上85人目、96回目[3]となった。
今永は2回に清宮幸太郎に四球を与えた以外は1人も走者を出さず、準完全試合を達成したが、これは史上48人目、51回目[4]。
DeNAの選手がノーヒットノーランを達成したのは、大洋時代の1970年6月9日に鬼頭洋が達成して以来、52年ぶり4人目[3][5]。
札幌ドームでノーヒットノーランが達成されたのは史上初[5]。
また、2022年は佐々木朗希(千葉ロッテマリーンズ、28年ぶりに完全試合達成)と東浜巨(福岡ソフトバンクホークス)が既にノーヒットノーランを達成しており、1年に3人以上の投手がノーヒットノーランを達成するのは2012年以来10年ぶりのこととなった[4]。
試合経過[編集]
投球内容は、×=空振りストライク、○=見逃しストライク、F=ファウル、B=ボール
1回裏:11球[編集]
- 1ボール2ストライクからセンターフライに倒れた。
- 2ストライクから空振り三振に倒れた。
- 2ストライクから空振り三振に倒れた。
2回裏:13球[編集]
- 1ボール1ストライクからライトフライに倒れた。
- 初球のカットボールを打ってセカンドゴロに倒れた。
- 3ボール2ストライクから四球を選んだ。
- 1ボール1ストライクからライトファウルフライに倒れた。
3回裏:11球[編集]
- 1ボール2ストライクから見逃し三振に倒れた。
- 2ボールからレフトフライに倒れた。
野村佑希(×、F、B、4-3)4球[15]
- 1ボール2ストライクからセカンドゴロに倒れた。
4回裏:11球[編集]
レナート・ヌニエス(B、B、×、〇、〇)5球[16]
- 2ボール2ストライクから見逃し三振に倒れた。
万波中正(B、×、F、4-3)4球[17]
- 1ボール2ストライクからセカンドゴロに倒れた。
松本剛(〇、8¯)2球[18]
- 1ストライクからセンターフライに倒れた。
5回裏:16球[編集]
上川畑大悟(B、〇、〇、B、8¯)5球[19]
- 2ボール2ストライクからセンターフライに倒れた。
清宮幸太郎(×、B、B、F、B、F、〇)7球[20]
- 3ボール2ストライクから見逃し三振に倒れた。
谷内亮太(×、F、B、4-3)4球[21]
- 1ボール2ストライクからセカンドゴロに倒れた。
6回裏:13球[編集]
宇佐見真吾(F、B、F、B、F、7¯)6球[22]
- 2ボール2ストライクからレフトフライに倒れた。
今川優馬(×、×、F、1¯)4球[23]
- 2ストライクからピッチャーライナーに倒れた。
野村佑希(B、F、6-3)3球[24]
- 1ボール1ストライクからショートゴロに倒れた。
7回裏:11球[編集]
レナート・ヌニエス(F、2¯)2球[25]
- 1ストライクからキャッチャーファウルフライに倒れた。
万波中正(×、×、B、B、B、×)6球[26]
- 3ボール2ストライクから空振り三振に倒れた。
松本剛(B、B、4¯)3球[27]
- 2ボールからセカンドフライに倒れた。
8回裏:16球[編集]
上川畑大悟(〇、〇、B、B、×)5球[28]
- 2ボール2ストライクから空振り三振に倒れた。
清宮幸太郎(B、×、B、F、F、B、8¯)7球[29]
- 3ボール2ストライクからセンターフライに倒れた。
谷内亮太(〇、B、×、4-3)4球[30]
- 1ボール2ストライクからセカンドゴロに倒れた。
9回表[編集]
DeNAは先頭の1番・佐野恵太が右前安打で出塁[31]。その後、桑原将志の犠打[32]と蝦名達夫の四球[33]で1死一、二塁の好機を作る。4番・牧秀悟は空振り三振に倒れた[34]が、続く5番・宮﨑敏郎が2点適時二塁打を放ち、試合の均衡を破った[35]。
9回裏:15球[編集]
- 宇佐見の代打として出場したが、3ボール2ストライクから見逃し三振に倒れた。
今川優馬(B、×、B、B、F、〇)6球[37]
- 3ボール2ストライクから見逃し三振に倒れた。
野村佑希(〇、F、9¯)3球[38]
- 2ストライクからライトフライに倒れた。
出典:2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報 - プロ野球 - スポーツナビ (yahoo.co.jp)(2022年6月8日時点でのアーカイブ)
スコア[編集]
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出典:ニッカン式スコア 日本ハム対DeNA - プロ野球: 日刊スポーツ(2022年6月8日時点でのアーカイブ)
試合後の反応[編集]
DeNA側の反応[編集]
ノーヒットノーランを達成した今永は、試合後のヒーローインタビューで「自分がノーヒットノーランをできるとは思っていなかったが、みんながこういう結果に導いてくれた。9回のマウンドに上がる前に達成したあとのことを考えていたが、そのとおりになってよかった。相手投手につられてゼロに抑えることができたが、調子としてはよくも悪くもなかった。途中で安心してしまうと達成できないと思っていたが球場のファンの皆さんがピリピリした雰囲気を作ってくれた」と話した[3]。
三浦大輔監督は、「最高の投球をしてくれた。真っすぐの押し込みもチェンジアップの抜けも良かった。(球団では)52年ぶりの快挙ですから、横浜の歴史に名を残したと思いますし、これからもっと積み重ねていってくれる投手ですから頼りにしています」と話した[4]。
日本ハム側の反応[編集]
BIGBOSS(新庄剛志)監督は、「おめでとうですね。テンポもいいし、コースに投げてタイミングも狂わせて、いい投手ですよ」と今永の投球を称えた上で「あれだけいいピッチングをされたら、球種を絞るしかない。ただ、絞らせないから、ノーヒットノーランになった」と話した[3]。
本試合開始前時点でのパ・リーグ首位打者、松本剛は「高めの真っすぐが強いというのはベンチでも言っていました。そこは打ちにいってもファウルにしかならないという中で、そこを振りにいってファウルでカウント取られて低めの変化球を振らされた。投げきった投手が上だったかなと思います」と試合後に話した[39]。松本はシーズン終了まで首位打者のタイトルを守りきっている。
脚注[編集]
出典[編集]
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月8日確認。
- ↑ a b “ニッカン式スコア 日本ハム対DeNA” (日本語). 日刊スポーツ. 株式会社日刊スポーツ新聞社 (2022年6月7日). 2022年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月8日確認。
- ↑ a b c d “DeNA今永昇太投手 ノーヒットノーラン達成 日本ハム戦で” (日本語). NHKニュース. NHK (2022年6月7日). 2022年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月8日確認。
- ↑ a b c “【DeNA】今永昇太クールに演じたノーノー「投げる哲学者」表情変えず、花束手にマウンド整備” (日本語). 日刊スポーツ. 株式会社日刊スポーツ新聞社 (2022年6月7日). 2022年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月8日確認。
- ↑ a b “【データ】ノーヒットノーラン今永昇太 最も遠ざかっていたDeNAにもたらした52年ぶり快挙” (日本語). 日刊スポーツ. 株式会社日刊スポーツ新聞社 (2022年6月7日). 2022年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月8日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
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- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月8日確認。
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- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “2022年6月7日 北海道日本ハムファイターズvs.横浜DeNAベイスターズ 一球速報” (日本語). スポーツナビ (yahoo.co.jp) (2022年6月7日). 2022年6月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月7日確認。
- ↑ “【DeNA】今永昇太が今季3人目ノーヒットノーラン「何者でもない一投手を」球団52年ぶり” (日本語). 日刊スポーツ. 株式会社日刊スポーツ新聞社 (2022年6月7日). 2022年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年6月8日確認。