中田耕治
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中田 耕治(なかだ こうじ、1927年11月5日 - 2021年11月26日)は、日本の評論家、小説家、翻訳家、演出家。
来歴[編集]
東京府出身。
ハードボイルド小説や時代小説を発表し、映画化されたりもしている。著書や翻訳なども数多く存在する。
令和3年(2021年)11月26日に心不全のため、千葉県千葉市の病院で死去。94歳没。その死は翌年2月になって公表された。葬儀は近親者で行われた。
著書[編集]
- 『危険な女』 河出書房新社、1961年。
- 『異聞猿飛佐助』 東都書房、1963年。のち大陸文庫
- 『異聞霧隠才蔵』 東都書房、1963年。のち大陸文庫
- 『暁のデッドライン』 河出書房新社、1964年。
- 『忍者アメリカを行く』 東都書房、1966年。のち大陸文庫
- 『異聞真田幸村』 東都書房、1967年。のち大陸文庫
- 『傷だらけの逃亡』 日本文華社、1967年。
- 『大江戸どんふぁん』 東都書房、1967年。
- 『真昼に別れの接吻を』 双葉社、1967年。
- 『死角の罠』 桃源社、1967年。
- 『ゼロ大陸・サイゴン』 三一書房〈中田耕治ハードボイルド・シリーズ〉、1968年。
- 『夜は燃え昼は…』 桃源社、1968年。
- 『異聞真田幸村・唐人お吉』 三一書房〈中田耕治ハードボイルド・シリーズ〉、1969年。
- 『江戸で夜だった』 三一書房、1969年。
- 『怪蛇の眼』 創土社、1970年。評論集
- 『孤独な獣』 桃源社、1970年。
- 『太陽と血と砂と』 桃源社、1970年。
- 『江戸の恋人たち』 光風社書店、1970年。
- 『ド・ブランヴィリエ侯爵夫人』 薔薇十字社、1971年。
- 『殺し屋が街にやってくる』 桃源社、1971年。
- 『週末は死の恋人』 桃源社、1971年。
- 『青い薔薇:性の倒錯ヴァリエイション』 新評社、1972年。
- 『ソウルフル・サーカス』 昭文社出版部、1973年。
- 『剣と恋の砦』 桃源社、1974年。
- 『ハウハウ受験英語塾』 二見書房〈サラ・ブックス〉、1975年。
- 『ルクレツィア・ボルジア』 集英社、1975年。のち文庫
- 『私のアメリカン・ブルース』 南窓社、1977年。
- 『艶笑コレクション:面白さ品質保証:古今東西小咄集』 日本ジャーナルプレス新社、1978年。
- 『異聞沖田総司:ひとりぼっちのあいつ』 桃源社、1979年。のち大陸文庫
- 『誘惑』 現代書林、1979年。
- 『メディチ家の人びと:ルネサンスの栄光と頽廃』 集英社、1979年。のち河出文庫、講談社学術文庫
- 『中田耕治のコージー・コーナー』 大和美術印刷出版部、1979年。
- 『裸婦は裸婦として:人間ピカソ』 サンケイ出版、1982年。
- 『メディチ家の滅亡』 青土社、1983年。のち河出文庫
- 『60分で読める武将おもしろまじめ物語:とても同じ日本人とは思えない』 双葉社、1984年。
- 『おお季節よ城よ:私のヴィタ・セクスアリス』 オール出版、1990年。
- 『マリリン・モンロー論考』 青弓社〈中田耕治コレクション1〉、1991年。
- 『ルネサンスの肖像』 青弓社〈中田耕治コレクション2〉、1992年。
- 『異端作家のアラベスク』 青弓社〈中田耕治コレクション3〉、1992年。
- 『エロス幻論』 青弓社〈中田耕治コレクション4〉、1994年。
- 『鞭打ちの文化史』 青弓社〈中田耕治コレクション5〉、1994年。
- 『ルイ・ジュヴェとその時代』 作品社、2000年。
- 『五木寛之論:時の過ぎゆくままに』 響文社、2004年。
編集[編集]
- 『推理小説をどう読むか』 三一書房、1971年。
- 『マリリン・モンロー:ドキュメント』 三一書房、1974年。
- 『娼婦へのレクイエム:娼婦小説アンソロジー』 白夜書房、1981年。
- 『ファースト・ラブ:「初恋」小説集』 集英社〈文庫コバルトシリーズ〉、1982年。
- 『映画の小さな学校』 青土社、1984年。
翻訳[編集]
- ミッキー・スピレイン 『裁くのは俺だ』 早川書房、1953年。のち文庫
- アルフレッド・ヘイズ 『ヴィアフラミニアの女』 早川書房、1954年。
- ヘミングウェイ 『持つことと持たざること』 荒地出版社、1954年。
- ジョン・R・マクドナルド 『人の死に行く道』 早川書房、1954年。のち文庫
- ヘミングウェイ 『春の奔流』 河出文庫、1955年。
- ヘミングウェイ 『ヘミングウェイ短篇集』 荒地出版社、1955年。北村太郎共訳
- ヘンリイ・ケイン 『地獄の椅子』 早川書房〈世界探偵小説全集〉、1955年。
- アーサー・クラーク 『宇宙島へ行く』 銀河書房、1955年。
- セント・ジョン 『消えたロケット』 銀河書房〈少年少女科学小説選集〉、1956年。
- メエリイ・チェーズ 『バーナーディーン』 白水社〈現代海外戯曲〉、1956年。
- レオ・トルストイ 『戦争と平和』 早川書房、1956年。
- J・R・マクドナルド 『犠牲者は誰だ』 早川書房〈世界探偵小説全集〉、1956年。
- J・R・マクドナルド 『死体置場で会おう』 早川書房〈世界探偵小説全集〉、1956年。
- トマス・B・デューイ 『非情の街』 早川書房〈世界探偵小説全集〉、1957年。
- E・S・ガードナー 『幸運の脚』 早川書房〈世界探偵小説全集〉、1957年。
- ブレット・ハリディ 『夜に目覚めて』 早川書房〈世界探偵小説全集〉、1957年。
- カート・シオドマク 『ドノヴァンの脳髄』 早川書房、1957年。
- アルフレッド・ベスター 『わが赴くは星の群』 講談社、1958年。のち『虎よ、虎よ!』に改題 ハヤカワ・SF・シリーズ、ハヤカワ文庫SF277
- ディヴィッド・アリグザンダー 『恐怖のブロードウェイ』 早川書房、1958年。
- ロス・マクドナルド 『運命』 早川書房〈世界探偵小説全集〉、1958年。
- モード・ハッチンス 『ノエル:一少女の性の告白』 荒地出版社、1959年。
- E・S・ガードナー 『埋められた時計』 早川書房〈世界ミステリシリーズ〉、1959年。
- ハロルド・グリーンウォルド 『コール・ガール:一精神分析医の診断記録』 荒地出版社、1959年。
- フィリップ・K・ディック 『宇宙の眼』 早川書房、1959年。のち文庫
- ヘレン・マクロイ 『殺す者と殺される者』 創元推理文庫、1959年。
- ウィリアム・P・マッギヴァーン 『ゆがんだ罠』 創元推理文庫、1960年。
- クロンハウゼン 『性文学をどう読むか』 新潮社、1960年。
- ロバート・ブロック 『夜の恐怖』 早川書房〈世界ミステリシリーズ〉、1960年。
- エド・マクベイン 『麻薬密売人』 早川書房、1960年。のち文庫
- リチャード・マーステン 『ビッグ・マン』 創元推理文庫、1960年。
- J・R・マクドナルド 『ギャルトン事件』 早川書房、1960年。
- W・P・マツギヴァーン 『悪徳警官』 東京創元社〈世界名作推理小説大系〉、1961年。のち創元推理文庫
- フレドリック・ブラウン 『B.ガール』 東京創元社〈世界名作推理小説大系〉、1961年。
- W・P・マッギヴァーン 『恐怖の限界』 創元推理文庫、1961年。
- シーリア・フレムリン 『夜明け前の時』 東京創元社、1961年。
- ロス・マクドナルド 『わが名はアーチャー』 早川書房、1961年。
- ヘンリイ・ケイン 『マーティニと殺人と』 早川書房、1962年。
- W・P・マッギヴァーン 『虚栄の女』 創元推理文庫、1962年。
- レオン・ユリス 『ミーラ街18番地』 新潮社、1963年。
- アーサー・コナン・ドイル 『ある姫の失踪』 集英社〈世界の名作推理:第6〉、1964年。
- ドイル 『四つの署名・バスカーヴィルの犬』 集英社〈世界の名作推理:第5〉、1964年。
- ドイル 『緋色の研究・恐怖の谷』 集英社〈世界の名作推理:第4〉、1964年。
- ドイル 『シャーロック・ホームズの帰還・踊る人形』 集英社〈世界の名作推理:第3〉、1964年。
- ドイル 『グロリア・スコット号』 集英社〈世界の名作推理:第2〉、1964年。
- ドイル 『まだらの紐』 集英社〈世界の名作推理:第1〉、1964年。
- アルフレッド・ベスター 『虎よ、虎よ!』 早川書房、1964年。(『わが赴くは星の群』を改題したもの)のち文庫
- アナイス・ニン 『愛の家のスパイ』 河出書房新社〈人間の文学〉、1966年。
- ヘミングウェイ 『蝶々と戦車』 河出書房新社、1966年。
- ジェイムズ・M・ケイン 『郵便配達は二度ベルを鳴らす』 集英社〈世界文学全集〉、1967年。のち文庫
- A・E・ホッチナー 『パパ・ヘミングウェイ』 早川書房、1967年。のち文庫
- エドナ・オブライエン 『傷ついた平和』 講談社、1968年。
- オークシイ 『紅はこべ』 筑摩書房〈世界ロマン文庫1〉、1969年。のち河出文庫
- ハンター・デヴィス 『ビートルズ』 草思社、1969年。小笠原豊樹共訳
- アイラ・レヴィン 『死の接吻』 早川書房、1970年。
- ダグラス・A・ヒューズ 『ポーノグラフィ論』 研究社出版、1971年。
- ヘンリー・ミラー 『北回帰線からの手紙』 晶文社、1972年。深田甫共訳
- リチャード・バック 『王様の空』 三笠書房、1974年。
- フレッド・ローレンス・ガイルズ 『マリリン・モンローの生涯』 集英社、1974年。
- バーバラ・レイン 『フッカーズ』 三笠書房、1974年。
- ローラ・バーフォード 『悪徳の報酬:極めて道徳的な物語』 立風書房、1975年。杉崎和子共訳
- レイモンド・チャンドラー他(編) 『恐怖の1ダース』 出帆社、1975年。のち講談社文庫
- オスカー・ワイルド 『ウィンダミア卿夫人の扇』 出帆社〈オスカー・ワイルド全集4〉、1976年。
- イッサー・ハレル 『獣は鎖に繋げ!:緊急極秘指令:600万人殺戮の元凶アイヒマン生け捕り作戦』 読売新聞社、1977年。
- カトリーヌ・リュシエール 『恋人の秘密』 フランス書院、1977年。
- ステファン・ルイス 『家出娘』 二見書房、1978年。
- エドナ・オブライエン 『愛に傷ついて』 集英社文庫、1978年。
- フィリップ・ヴァン・リント 『ヒトラーの裁判』 双葉社、1980年。
- リアノー・フライシャー 『ステイン・アライブ』 集英社文庫、1983年。
- S・E・ヒントン 『非行少年』 集英社文庫、1983年。
- S・E・ヒントン 『アウトサイダー』 集英社文庫、1983年。
- S・E・ヒントン 『おれたちのレクイエム:続・アウトサイダー』 集英社文庫、1983年。
- D・セルツァー 『オーメン』 河出文庫、1985年。
- アーヴィング・ウォーレス 『第七の機密』 二見文庫、1986年。
- アンソニー・サマーズ 『女神-マリリン・モンロー:“永遠のスター”の隠された私生活』 サンケイ出版、1987年。
- H・B・ギルモア 『危険な情事』 扶桑社、1988年。
- マイケル・ハードウィック 『魔犬の復讐:新シャーロック・ホームズ』 二見文庫、1989年。
- クライヴ・バーカー 『ダムネーション・ゲーム』 扶桑社、1991年。松本秀子共訳
- ドイル 『シャーロック・ホームズ傑作選』 集英社文庫、1992年。
- アイラ・レヴィン 『硝子の塔』 扶桑社、1993年。
- スコット・フィッツジェラルド 『わが失われし街:スコット・フィッツジェラルド作品集』 響文社、2003年。
- オノト・ワタンナ『お梅さん』柏艪舎, 2011.6