レーダー

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

レーダー (れーだー)とは、電波を発信させ、対象物に当たって返ってくる電波によって対象物の存在を確認する装置である。

概要[編集]

遠距離や夜間など、人間の目には見えないところの物体を探知することができる。これには極超短波の発信装置と指向性の高いアンテナが必要で、これを満足させるものとしてマグネトロン触角に酷似した八木アンテナが登場した。

沿革[編集]

戦間期に軍用としてイギリスで開発された。第二次世界大戦では各国で使用されたが、大日本帝国海軍は「わざわざ敵に電波を発するなど闇夜に提灯を向けるようなものではないか。奇襲を旨とする我が海軍にはそのようなものは向かない」と導入に消極的だった。

使用[編集]

航空機に搭載されるほか、魚群探知機としてに使用される。気象台に設置され、天気予報に使われる。距離を求めるために測量に使われる。

参考文献[編集]

松代守弘「八木アンテナと日本レーダー開発史」〈歴史群像No.70〉学習研究社2005年4月1日発行。