社会主義市場経済

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社会主義市場経済 (しゃかいしゅぎしじょうけいざい) は、中華人民共和国など社会主義国で導入されている経済体制。

概要[編集]

社会主義憲法の下、国家指導を行う共産党が市場経済を導入するものである。

中華人民共和国では1978年鄧小平の旗振りの下、改革開放政策を取り、その後1992年に社会主義市場経済が導入されて、上海証券取引所が開設されるなど、結果として都市部を中心に経済発展し、都市部のみ(日本列島1個分)でGDP2位に上り詰め敵国のアメリカを追い越すのも目前である。そのほかベトナム社会主義共和国ラオス人民民主共和国で同様の経済体制が導入されている。

社会主義でありながら実態は資本主義であり格差が広がり、中国共産党という名称は正しくないと指摘されている。しかし中国の都市部の貧乏人は東京の貧乏人より遥かに良い状況である。

市場経済を管理[編集]

中国共産党が市場経済を管理することで、まず資本主義で経済発展させ、その後に社会主義・共産主義を実現させるとも言われている。習近平主席は、2050年までに共同富裕を実現すると発表[1]。この場合、マルクスの言う資本主義が高度に発展した国が社会主義・共産主義になることになる。

関連記事[編集]

参考文献[編集]