ナムラリコリス
ナムラリコリス | ||||||
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欧字表記 | Namura Lycoris[1] | |||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||
性別 | 牝[1] | |||||
毛色 | 芦毛[1] | |||||
生誕 | 2019年4月26日(5歳)[1] | |||||
抹消日 | 2022年4月1日[2] | |||||
父 | ジョーカプチーノ[1] | |||||
母 | ナムラキッス[1] | |||||
母の父 | マツリダゴッホ[1] | |||||
生国 | 日本(北海道浦河町)[1] | |||||
生産 | 桑田正己[1] | |||||
馬主 | 奈村睦弘[1] | |||||
調教師 | 大橋勇樹(栗東)[1] | |||||
競走成績 | ||||||
生涯成績 | 6戦2勝[1] | |||||
獲得賞金 | 3929万9000円[1] | |||||
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ナムラリコリス(Namura Lycoris)[1]は、日本の競走馬。主な勝ち鞍に2021年の函館2歳ステークス。馬名の意味は、冠名+花の名前[3]。
戦績[編集]
誕生直後のナムラリコリスは桑田によれば「牝馬だけに少し線の細いところもありましたが、しっかりした馬でサイズ的には申し分ない馬[4]」だったという。父母ジョープシケを管理したこともある栗東の大橋勇樹厩舎に入厩する。
2歳[編集]
2021年6月19日、札幌競馬場での2歳新馬戦でデビュー。泉谷楓真を背に、8番人気でデビューを果たした。好位を追走し直線で前を追いかけたが、3番人気ポメランチェだけは取り逃がし突き放された。ポメランチェがコースレコードを樹立して優勝する一方、それに4馬身後れを取っていた[5]。ただし後続には3馬身差をつけ、2着は確保していた[5]。
続く7月3日函館競馬場の2歳未勝利戦は1番人気で参戦[6]。道中2番手で追走すると再び好位から逃げ馬を追い詰めて終いでかわして半馬身先着、2戦目で勝ち上がりを果たした[7][8]。
7月17日には、函館2歳ステークス(GIII)で重賞初出走となる。新馬戦で先着を許したポメランチェとの再戦となる中、ポメランチェに1番人気を譲り、こちらは3番人気だった[9]。再三の好位追走から、直線では新馬戦と同じように逃げるポメランチェを追いかける展開となったが、今度はかわし抜け出しに成功した[9]。後は内から追い込んだ2番人気カイカノキセキを封じ、先頭を守り切った[10]。後方に1馬身4分の1差をつけて先頭で決勝線を通過、重賞初勝利を挙げた[10]。またデビュー2年目、19歳の泉谷はこれがJRA重賞初勝利だった[11]。生産者である桑田正己牧場にとってもJRA重賞初勝利であった[12]。
その後、休養を挟んで12月12日の阪神ジュベナイルフィリーズに出走したが17着に沈んだ。
3歳[編集]
1月15日の紅梅ステークスから始動したが6着、3月19日のファルコンステークスでは18着としんがり負けを喫した。この直後に競走馬引退となった[13]。喉をきたしており、3歳春の種付けに間に合うための早期の引退だった[13]。4月1日、日本中央競馬会の競走馬登録を抹消した[13]。引退後は、生まれ故郷の桑田正己牧場で繁殖牝馬となった[13]。
競走成績[編集]
以下の内容は、JBISサーチ[14]およびnetkeiba.com[15]に基づく。
競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 [kg] |
1着馬(2着馬) | 馬体重 [kg] |
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2021. 6.19 | 札幌 | 2歳新馬 | 芝1200m(良) | 16 | 8 | 11 | 15.7 (8人) | 2着 | 1:08.5(34.3) | 0.6 | 泉谷楓真 | 52 | ポメランチェ | 464 | |
7. 3 | 函館 | 2歳未勝利 | 芝1200m(良) | 10 | 4 | 4 | 1.4 (1人) | 1着 | 1:09.3(35.7) | -0.1 | 泉谷楓真 | 52 | (プラソン) | 466 | |
7.17 | 函館 | 函館2歳S | GIII | 芝1200m(良) | 11 | 8 | 11 | 7.4 (3人) | 1着 | 1:09.9(35.7) | -0.2 | 泉谷楓真 | 54 | (カイカノキセキ) | 464 |
12.12 | 阪神 | 阪神JF | GI | 芝1600m(良) | 18 | 1 | 2 | 111.3(13人) | 17着 | 1:35.9(36.0) | 2.1 | 泉谷楓真 | 54 | サークルオブライフ | 476 |
2022. 1.15 | 中京 | 紅梅S | L | 芝1400m(良) | 9 | 4 | 4 | 15.2 (5人) | 6着 | 1:22.5(35.8) | 0.7 | 泉谷楓真 | 55 | フォラブリューテ | 474 |
3.19 | 中京 | ファルコンS | GIII | 芝1400m(稍) | 18 | 4 | 7 | 141.9(16人) | 18着 | 1:23.7(39.1) | 2.8 | 泉谷楓真 | 55 | プルパレイ | 462 |
血統表[編集]
ナムラリコリスの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ヘイロー系(サンデーサイレンス系) |
[§ 2] | ||
父 ジョーカプチーノ 2006 芦毛 |
父の父 マンハッタンカフェ1998 青鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
*サトルチェンジ | Law Society | |||
Santa Luciana | ||||
父の母 ジョープシケ2000 芦毛 |
フサイチコンコルド | Caerleon | ||
*バレークイーン | ||||
ジョーユーチャリス | トウショウボーイ | |||
ジョーバブーン | ||||
母 ナムラキッス 2011 鹿毛 |
マツリダゴッホ 2003 鹿毛 |
*サンデーサイレンス | Halo | |
Wishing Well | ||||
*ペイパーレイン | Bel Bolide | |||
*フローラルマジック | ||||
母の母 ナムラシンシア2002 栗毛 |
*パントレセレブル | Nureyev | ||
Peinture Bleue | ||||
ナムラヒミコ | *キンググローリアス | |||
ダイナハニー | ||||
母系(F-No.) | アラバスターゼセカンド(AUS)系(FN:16-h) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | サンデーサイレンス 3 × 3 = 25.00% | [§ 4] | ||
出典 |
- 3代内の血統が「日本で競走生活を送った馬」と「日本に繁殖輸入された馬」で占められアルファベットのみの馬名がない事から、「純国産(の血統)」と形容されることがある[12]。「ナムラ」の牝系にジョーカプチーノがかけ合わされており、これは奈村睦弘の采配だった[4]。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ a b c d e f g h i j k l m n o “ナムラリコリス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年8月19日確認。
- ↑ “ナムラリコリスが競走馬登録抹消”. 日本中央競馬会 (2022年4月1日). 2022年4月1日確認。
- ↑ “【函館2歳S】ナムラリコリスが世代重賞V一番乗り!”. サンスポZBAT!競馬. サンケイスポーツ (2021年7月18日). 2021年8月19日確認。
- ↑ a b “2021年07月17日 函館2歳S”. uma-furusato.com. 2023年2月1日確認。
- ↑ a b “【札幌5R新馬戦結果】ポメランチェがレコードで圧勝” (日本語). netkeiba.com. 2023年2月1日確認。
- ↑ “【2歳未勝利】(函館1R)人気を集めたナムラリコリスが逃げ粘る前の馬を競り落として初勝利|競馬実況web|競馬|ラジオNIKKEI” (日本語). ラジオNIKKEI. 2023年2月1日確認。
- ↑ “【函館1R・2歳未勝利】2021年函館競馬オープニングレースはナムラリコリスがV” (日本語). UMATOKU (2021-07-03JST10:46:00+0900). 2023年2月1日確認。
- ↑ “【2歳未勝利】(函館1R) 人気を集めたナムラリコリスが逃げ粘る前の馬を競り落として初勝利”. netkeiba.com (2021年7月3日). 2021年7月17日確認。
- ↑ a b “【函館2歳S】新馬戦の雪辱晴らしたナムラリコリスが人馬共に嬉しい初重賞制覇!” (日本語). www.keibalab.jp. 2023年2月1日確認。
- ↑ a b “【函館2歳S】ナムラリコリスが世代重賞V一番乗り!” (日本語). サンスポZBAT!競馬 (2021年7月18日). 2023年2月1日確認。
- ↑ “函館2歳Sアラカルト”. 競馬ブック. 2023年2月1日確認。
- ↑ a b ““純国産”の孝行娘 ナムラリコリスのさらなる活躍に期待 | 競馬ニュース” (日本語). netkeiba.com. 2021年8月10日確認。
- ↑ a b c d INC, SANKEI DIGITAL (2022年4月1日). “函館2歳S勝ち馬ナムラリコリスが引退 生まれ故郷で繁殖牝馬に” (日本語). サンスポZBAT!. 2023年2月1日確認。
- ↑ “競走成績:全競走成績|ナムラリコリス”. 日本軽種馬協会、2021-07-19確認。
- ↑ “ナムラリコリスの競走成績”. ネットドリーマーズ、2021-07-19確認。
- ↑ a b c “血統情報:5代血統表|ナムラリコリス”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2021年7月19日確認。
- ↑ a b c d “ナムラリコリスの血統データ”. 競馬ラボ. 2021年7月24日確認。
- ↑ “ナムラリコリスの血統表”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2021年7月19日確認。
- ↑ “ナムラリコリス 5代血統表”. 競馬ラボ. KEIBA LAB. 2021年8月19日確認。
外部リンク[編集]
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post