ツービート

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ツービート日本漫才師

概要[編集]

ビートたけし(東京出身)とビートきよし(山形県出身)のコンビ。たけしは長らく浅草フランス座で修行をしていた。師匠は深見千三郎である。その後歌手志望で、先に深見に師事したきよしに誘われコンビを組み、松鶴家千代若千代菊に弟子入りして松鶴家次郎二郎の芸名でデビューし、次いで、青空一門入りして空たかしひろしに改名。この当時はきよしがネタ作成とボケをやっていた。

やがて、大御所芸人から離れてツービートに改名。老人や田舎者、ブスを馬鹿にする毒ガスギャグで、たけしがボケてきよしがそれをたしなめるツッコミで人気を得る。

NHK漫才コンクールには何度も出場したが賞は取れなかった。

漫画家高信太郎と知り合い彼の企画による舞台が評判を呼び出世の足掛かりをつかむ。その後、高信太郎の元から離れて放送作家の高田文夫と組んだ。

THE MANZAI』ではB&Bザ・ぼんちの人気に及ばぬ者の島田紳助松本竜介と並ぶ人気漫才師となって、漫才ブームを牽引した。

たけしが単独で『オールナイトニッポン』に出るようになってからは、両者の仕事量が開き、漫才の仕事は減ってしまった。

なお『俺たちひょうきん族』の企画で島田洋八、竜介、きよしのトリオでうなずきトリオとしてデビューし、レコードも出したことがあるが、きよしが一番セリフが少なかった。

ギャグ[編集]

  • 赤信号皆んなで渡れば怖くない - たけしの兄・北野大からの評価も高く、「無理が通れば道理引っ込む」的な慣用文句で世間に浸透している。
  • 寝る前にキチンと絞めよう親の首 - 典型的な毒ガスギャク
  • コマネチ[1]

書籍[編集]

  • 『わっ!毒ガスだ』

レコード[編集]

  • 『俺は絶対テクニシャン』

その他[編集]

浅草キッドの二人と殿(たけし)との関係が悪化した際、きよしとトリオを組んで二代目的な「スリービート」を組む動きがあったが、後に関係を修復して撤回した。

脚注[編集]

  1. ルーマニアの体操選手、ナディア・コマネチのハイレグ気味の体操着をネタにしていた。