ショーン・コネリー
Sir Sean Connery ショーン・コネリー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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本名 | Thomas Sean Connery | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1930年8月25日(94歳) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
没年月日 | 2020年10月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
出生地 | スコットランド ロージアン州エディンバラ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
死没地 | バハマ・ナッソー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
国籍 | イギリス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
身長 | 188 cm | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
職業 | 俳優、プロデューサー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
活動内容 | 1962年:『007 ドクター・ノオ』 1987年:アカデミー賞受賞 1999年:ナイト叙任 2006年:引退宣言 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
配偶者 | ダイアン・シレント(1962年 - 1973年)※離婚 ミシュリーヌ・ルクブルン(1975年 - ) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
公式サイト | SeanConnery.com | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
『007』シリーズ 『史上最大の作戦』 『オリエント急行殺人事件』 『王になろうとした男』 『遠すぎた橋』 『ハイランダー 悪魔の戦士』 『薔薇の名前』 『アンタッチャブル』 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』 『レッド・オクトーバーを追え!』 『ザ・ロック』 『小説家を見つけたら』 『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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備考 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
初代ジェームズ・ボンド | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
サー・トーマス・ショーン・コネリー(英: Sir Thomas Sean Connery、1930年8月25日 - 2020年10月30日または31日[1][2])は、イギリス・スコットランド出身の映画俳優。『007』シリーズの初代ジェームズ・ボンド役で有名。公称身長188cm。2000年、英王室よりナイト(サー)に叙任。
来歴[編集]
日本においては人気スパイ映画「007」シリーズの初代ジェームズ・ボンド役として知られている。
イギリス北部のスコットランド地方のエディンバラで、労働者階級の家庭に生まれる。当初は肉体労働や海軍勤務、そして芸能界での長い下積み生活を経た。そしてその下積み生活において見出された007シリーズ第1作「ドクター・ノオ」(1962年)を皮切りにして、初代ボンド役を務める。年齢を重ねるごとにいぶし銀の魅力を増していき、「アンタッチャブル」(1987年)でアカデミー賞助演男優賞を受賞。その後も「レッド・オクトーバーを追え!」(1990年)など、多数の作品に出演して世界的スターとしてその名を大きく知られるようになる。日本のテレビCMにおいても、サントリーのウイスキーなどで起用された。
政治的な活動もしており、故郷スコットランド独立運動の熱心な支持者でも知られており、自らの腕に「スコットランドよ永遠に」と入れ墨を彫っていたという。2000年にはエリザベス2世女王からナイトの爵位を受けているが、この際の授与式においてスコットランドの民族衣装であるキルトを着て出席するほどであった。2014年の独立の是非を問う住民投票においては、自ら英誌に寄稿して賛成を呼び掛けている。
映画の出演は2003年を最後としており、その後は高齢もあって声優を務めるなどしていた。
2020年10月末、体調不良で滞在していた大西洋の島国・バハマの自宅で死去した。最期は眠っている間に息を引き取ったと言われており、死因は伝えられていない。90歳没。
フィルモグラフィ・主な作品[編集]
公開年 | 日本語題 | 原題 | 役名 | 日本語版の吹き替え | 備考 |
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1957 | 地獄特急 | Hell Drivers | ジョニー | ||
虎の行動 | Action of the Tiger | マイク | |||
1959 | 四つの願い | Darby O'Gill and the Little People | マイケル・マクブライド | ||
ターザンの決斗 | Tarzan's Greatest Adventure | オバニオン | |||
1961 | 殴り込み愚連隊 | The Frightend City | パディ・ダミオン | ||
ダイナミック作戦 | On the Fiddle | ペドラー・パスコー | |||
1962 | 史上最大の作戦 | The Longest Day | フラナガン一等兵 | 日高晤郎(日本テレビ版) 内海賢二(NET版) 宮本充(テレビ東京版) | |
007 ドクター・ノオ | Dr. No | ジェームズ・ボンド | 若山弦蔵(TBS版/ソフト版) | 『007は殺しの番号』改題 | |
1963 | 007 ロシアより愛をこめて | From Russia with Love | ジェームズ・ボンド | 日高晤郎(TBS初回版/ソフト版) 若山弦蔵(TBS再放送版/ソフト版) | 『007 / 危機一発』改題、「一発」の漢字で正しい。 |
1964 | わらの女 | Woman of Straw | アンソニー・リッチモンド | 近藤洋介(テレビ朝日版) | |
マーニー | Marnie | マーク・ラトランド | 若山弦蔵(NET版) てらそままさき(ソフト版) | ||
007 ゴールドフィンガー | Goldfinger | ジェームズ・ボンド | 日高晤郎(NET版/ソフト版) 若山弦蔵(日本テレビ版/ソフト版) | ||
1965 | 丘 | The Hill | ジョー・ロバーツ | ||
007 サンダーボール作戦 | Thunderball | ジェームズ・ボンド | 若山弦蔵(TBS版/ソフト版) | ||
1966 | 素晴らしき男 | A Fine Madness | サムソン・シリトウ | 青野武 | |
1967 | 007は二度死ぬ | You Only Live Twice | ジェームズ・ボンド | 若山弦蔵(TBS版/ソフト版) | |
1968 | シャラコ | Shalako | シャラコ | ||
1969 | SOS北極... 赤いテント | La tenda rossa | ロアール・アムンセン | DVDでは『SOS北極 レッドテント』と表記 | |
1970 | 男の闘い | The Molly Maguires | ジャック・キーオ | 小林清志(東京12チャンネル版) | |
1971 | ショーン・コネリー/盗聴作戦 | The Anderson Tapes | ジョン・アンダーソン | 若山弦蔵(フジテレビ版) | |
007 ダイヤモンドは永遠に | Diamonds Are Forever | ジェームズ・ボンド | 若山弦蔵(TBS初回版/ソフト版) 内海賢二(TBS再放送版/ソフト版) | ||
1972 | 怒りの刑事 | The Offence | ジョンソン巡査部長 | ||
1974 | 未来惑星ザルドス | Zardoz | ゼッド | 北村和夫(日本テレビ版/ソフト版) | |
オスロ国際空港/ダブル・ハイジャック | Ransom | ニルス・タルヴィク保安部長 | |||
オリエント急行殺人事件 | Murder on the Orient Express | アーバスノット大佐 | 近藤洋介(テレビ朝日版/ソフト版) | ||
1975 | 風とライオン | Wind and the Lion | ライズリー | 近藤洋介(テレビ朝日版) 大塚明夫(ソフト版) | |
王になろうとした男 | The Man Who Would Be King | ダニエル・ドレイボット | |||
1976 | ロビンとマリアン | Robin and Marian | ロビン・フッド | ||
いとしき暗殺者 | The Next Man | — | |||
1977 | 遠すぎた橋 | A Bridge Too Far | ロイ・アーカート少将 | 瑳川哲朗(TBS版/DVD版) 長 克巳(BD版) | |
1979 | 大列車強盗 | The Great Train Robbery | エドワード・ピアース / ジョン・シムズ / ジェフリー | 若山弦蔵(TBS版) | |
メテオ | Meteor | ポール・ブラッドリー博士 | 若山弦蔵(フジテレビ版) 石田太郎(ビデオ版) | ||
さらばキューバ | Cuba | ロバート・デイプス少佐 | |||
1981 | アウトランド | Outland | ウィリアム・T・オニール保安官 | 近藤洋介(テレビ朝日版) | |
バンデットQ | Time Bandits | アガメムノン王 / 消防士 | 石田太郎(テレビ朝日版/ソフト版) | ||
1982 | 氷壁の女 | Five Days One Summer | ダグラス・メレディス | ||
シークレット・レンズ | Wrong Is Right | パトリック・ヘイル | |||
1983 | ネバーセイ・ネバーアゲイン | Never Say Never Again | ジェームズ・ボンド | 若山弦蔵(機内版/フジテレビ版/ソフト版) | |
1984 | 勇者の剣 | Sword of the Valiant | 緑の騎士 | ||
1986 | ハイランダー 悪魔の戦士 | Highlander | フアン・ラミレス | 井上孝雄(テレビ朝日版) | |
薔薇の名前 | Der Name der Rose | バスカヴィルのウィリアム | 石田太郎(テレビ朝日版) | ||
1987 | アンタッチャブル | The Untouchables | ジム・マローン | アカデミー助演男優賞 受賞、 ゴールデングローブ賞 助演男優賞 受賞 | |
1988 | プレシディオの男たち | The Presidio | アラン・コルドウェル | 若山弦蔵(フジテレビ版) 瑳川哲朗(ソフト版) | |
1989 | インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 | Indiana Jones and the Last Crusade | ヘンリー・ジョーンズ教授 | 若山弦蔵(日本テレビ版/フジテレビ版) 坂口芳貞(テレビ朝日版) 銀河万丈(WOWOW版/ソフト版) 宮川洋一(ソフト版) | |
ファミリービジネス | Family Business | ジェシー・マクマレン | |||
1990 | レッド・オクトーバーを追え! | The Hunt for Red October | マルコ・ラミウス艦長 | 若山弦蔵(TBS版) 坂口芳貞(テレビ朝日版) 小林清志(ソフト版) | |
ロシア・ハウス | The Russia House | バーソロミュー・スコット・ブレア | |||
1991 | ハイランダー2 甦る戦士 | Highlander II:The Quickening | ラミレス | 若山弦蔵(日本テレビ版/ソフト版) | |
ロビン・フッド | Robin Hood:Prince of Thieves | リチャード1世 | |||
1992 | ザ・スタンド | Medicine Man | ロバート・キャンベル博士 | 兼製作総指揮 | |
1993 | ライジング・サン | Rising Sun | ジョン・コナー | 兼製作総指揮 | |
1994 | グッドマン・イン・アフリカ | A Goodman in Africa | アレックス・マーレイ | ||
1995 | 理由 | Just Cause | ポール・アームストロング | ||
トゥルーナイト | First Knight | アーサー王 | |||
1996 | ドラゴンハート | Dragonheart | ドレイコ | 若山弦蔵(日本テレビ版/ソフト版) | |
ザ・ロック | The Rock | ジョン・パトリック・メイソン | 兼製作総指揮 | ||
1998 | アベンジャーズ | The Avengers | オーガスト・デ・ウィンター卿 | ||
マイ・ハート、マイ・ラブ | Playing by Heart | ポール | |||
1999 | エントラップメント | Entrapment | ロバート・“マック”・マクドゥガル | 兼製作 | |
2000 | 小説家を見つけたら | Finding Forrester | ウィリアム・フォレスター | 兼製作 | |
2003 | リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い | The League of Extraordinary Gentlemen | アラン・クォーターメイン | 兼製作総指揮 | |
2005 | ビリー・ザ・ヴェット | Sir Billi The Vet | — | 声のみの出演 | |
2012 | エバートゥーエクセル | Ever to Excel | — | ナレーター |
ボンドガール[編集]
日本語版の吹替声優[編集]
- 若山弦蔵
- マーニーで初めて担当し、『007 ロシアより愛をこめて』の再放送から専任で担当し、「コネリーの吹き替え=若山」とのイメージが定着した。TV放送時のコネリーも大半は務めている。一時期はコネリーを担当する機会が減りつつあったが、1990年代以降は担当する機会が増え、媒体は違えどコネリー出演作品はほぼ全て担当していた。コネリーが亡くなった際には「功成り名を遂げたすごい人。007の役にとどまらず、汚れ役をやったり自分でプロデュースをしたり、やりたいものをやり遂げたと思う。過去に1度バハマでお会いできるかもしれないチャンスがあったけれど、結局行くことができず残念でした。作品を通して幅広い役を見せてもらい、自分もそうありたいと感じる存在でした。」とコメントを残している[3]。
- 日高晤郎
- 『007 ゴールドフィンガー』の初回放送で吹き替えを担当、その後は『007 ロシアより愛をこめて』でもコネリーの声を担当、日高コネリーはこの2作と『史上最大の作戦』のみとなった。
- 瑳川哲朗
- 初担当は『遠すぎた橋』。『プレシディオの男たち』のソフト版を機にソフト版のコネリーを多く担当しているが、ソフト版にも先述の若山の起用が増えたことなどから『エントラップメント』を最後に担当はしていない。
- 近藤洋介
- 初期の日曜洋画劇場での吹き替えを担当していた。
- 坂口芳貞
- 後期の日曜洋画劇場での吹き替えを担当していた。
脚注[編集]
- ↑ “Sean Connery, who brought James Bond to life on film, dies at 90”. The Washington Post (2020年11月1日). 2020年11月3日確認。
- ↑ “Sean Connery, Who Embodied James Bond and More, Dies at 90”. The New York Times (2020年10月31日). 2020年11月3日確認。
- ↑ コネリーさん吹き替え若山弦蔵「功成り名を遂げた」