ロビン・フッド
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ロビン・フッドとは、イギリスの伝説に登場する架空の盗賊である。
概要[編集]
シャーウッドの森に住み、権力者から金品を奪い、貧しい人に与える義賊で弓の名人とされている。
リチャード1世や第三次十字軍の時代の人物である。
その他[編集]
何度も映画化されている。特にケビン・コスナーのロビン・フッドが有名である。
アーチェリー用語のロビン・フッド[編集]
アーチェリーで1つの的に既に刺さっている矢に、後から射た矢が当たってしまうことをロビン・フッドという。
アイバンホーとロビン・フッド[編集]
ウォルター・スコットのアイバンホーという歴史小説の中で、王弟ジョンが主催する弓の試合で、ヒューバトという弓の名人とロクスリと名乗る男が勝ち残る。
決勝で、ヒューバトが先に矢を射て的に当てるが、次にロクスリが「風向きを考えたらもっと上手く射ることができたであろう」と言いながら射た矢は、ヒューバトの矢よりも幾らか中心に近い場所に当たる。
ジョンはロクスリの生意気な態度に腹を立て、ヒューバトに「負けたら死刑にする」と言う。
更にジョンはヒューバトにやる気を出させるために賞品の角笛に銀貨を詰めた。
次にヒューバトが風向きも考えて慎重に射た矢は、的の中心に命中し、ジョンは「これより上手く射ることはロクスリにもできまい」と思って大喜びする。
しかし、その後からロクスリが射た矢は的の中心に刺さっているヒューバトの矢を真っ二つに裂いて的の中心に当たる。
次にロクスリは百ヤードも先の的に矢を命中させる。それを見たヒューバトは試合を放棄した。
ロクスリは賞品を受け取ると銀貨をヒューバトに与えるという気前の良い態度を見せる。
ジョンはロクスリに家来になるように頼むが、ロクスリは「リチャード王にしか仕えない」と言ってそれを断った。
ロクスリという人物の正体はお察しください。