サンクリント

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サンクリント
Sun Clint.JPG
2003年4月23日 園田競馬場にて
欧字表記Sun Clint
品種アングロアラブ(アラブ血量26.85%)
性別
毛色黒鹿毛
生誕2000年4月23日
抹消日2006年10月1日
スマノヒツト
バコール
母の父イムラツド
生国日本国旗.png日本北海道新冠郡新冠町
生産佐藤義紀
馬主藤井芳子
調教師西村守幸(園田
→徳本慶一(福山
競走成績
生涯成績16戦10勝
獲得賞金1429万3000円

サンクリントは、日本アングロアラブ競走馬である。全兄サンバコール半弟にコルレオーネがおりいずれも映画関連の命名がされていることから、同馬は俳優クリント・イーストウッドにちなんで名付けられたと思われる。

事実上兵庫県競馬アラブの最後となったこの世代は、ワシュウジョージの妹ワシュウビジンやクールテツオーの弟クールフォーチュンなどが台 頭するが、明け3歳を迎えてからはどちらも順調さを欠き、緒戦は2着ながらその後8連勝でわずかに残っていた3歳馬の主要競走を総なめにすると、サンクリ ントに対する楠賞兵庫アラブ優駿への期待が高まる。

古馬2度目の挑戦となった5月のオープン特別ではマッピーウェーブの3着に敗れるが、2週間後のオープン特別では1870mの距離ながら古馬を完封。続く楠賞では鞍上の田中学が「負けたらそれは神様のいたずら」とうそぶくほど自信を持っていたようで、道中は後方からレースを進めるが2周目3コーナーから一気にスパートすると逃げるスイグンを半馬身(スイグンは1周目3コーナーで進路妨害のため2位失格)退けて優勝した。

続くオープン特別は再び古馬との混合戦となった。頭数も少なく第5競走に変更されるという屈辱的な扱いだった。ここで兄・サンバコールと最初で最後の対決となったが、 サンバコールが貫禄を見せつけた。サンクリントは逃げるサチノセンプーもかわせず3着に敗れた。続くセイユウ記念は馬体重26kg減で6着と惨敗してし まう。これが影響したのか姫路でレースを使われる予定も回避し、休養に入る。

兵庫県のアラブ系競走廃止に伴い福山に移籍するが、2年近く休養した後2戦し、初戦こそ長期休養明けの馬とは思えない好走をしたものの、2走目のレース中に故障してしま う。故障の程度があまりにひどく、競走馬としての復帰は不可能と判断され、そのまま引退となった。

脚注[編集]

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