サザエ
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サザエ | |
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分類 | |
界 | 動物界 |
門 | 軟体動物門 |
綱 | 腹足綱 |
目 | 古腹足目 |
科 | リュウテン科 |
属 | リュウテン属 |
種 | サザエ |
名称 | |
学名 | Turbo sazae Fukuda, 2017 |
和名 | サザエ (栄螺・拳螺) |
英名 | Horned turban Spiny top-shell |
保全状況 |
サザエとは、古腹足目リュウテン科に属する巻貝の一種である。
概要[編集]
太平洋では房総半島付近から九州、日本海側では北海道南部から九州の岩礁域に生息する。
幼体のころは潮間帯に生息するが、成長すると深い場所に移る。 波の荒い外海に生息するサザエは、貝殻に棘があるが、波が穏やかな内海に生息しているサザエには棘がないとされている。
7月から9月に産卵し、2年から3年で殻高5cmに生長する。
主に夜に活動し、昼間は岩影に潜んだり、岩上にいたりする。
食用になり、養殖も行われている。
学名[編集]
1786年にライトフットが「カタログ・オブ・ポートランド・ミュージアム」内で中国産の個体を使いT. cornutusが記載された。
貝類学者のリーヴが1848年に、サザエとナンカイサザエを混同してしまって、学名をT. cornutusとし、サザエの学名としてT. cornutusが使用されるようになった。
リーヴは、サザエの無棘型を「T. japonicus」として記載したが、モーリシャスに生息する別種の貝類と混同してしまい、同じ著作の中でT. japonicusとして掲載された。
同一の文献で同じ学名のものを記載すると「ホモニム」になり、最初に記載されたものが有効になるため、T. japonicusは、「japonicus」なのにモーリシャスに生息する種であるとされた。
リーヴが記載して以降はサザエの学名は提唱されていない。
2017年、T. cornutusは、文献の図及び標本の採取地から別種のナンカイサザエの学名であることが判明した。
以上の事からサザエの有効な学名は無いと判明し、2017年に福田宏によって新種記載され「Turbo sazae」と名付けられた。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- 出典