コミスコ
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コミスコ(COMISCO)は、社会民主主義政党の国際連絡機関。国際社会主義者会議委員会(Committee of the International Socialist Conference)の略称。
概要[編集]
第一次世界大戦の勃発で崩壊した第二インターナショナル、戦間期に活動した社会主義労働者インターナショナルの流れを汲む。第二次世界大戦後の1946年5月、イギリス労働党の提唱で、19ヵ国の社会民主主義政党がイギリス・クラクトンで国際社会主義者会議を開き、社会主義情報局を設置した。
1947年11月28日~12月2日、各国共産党のコミンフォルム結成に対抗するため、ベルギー・アントワープ総会で社会主義情報局を改組してコミスコが結成された。常設の執行委員会と書記局が組織され、ロンドンに本部が置かれた。1948年に容共的であるとしてイタリア社会党(ネンニ書記長)を除名した。当初は東欧の社会民主主義政党も参加していたが、次第に反共色が強まるなかで脱退していった。1951年6月、西ドイツ・フランクフルト・アム・マイン総会で社会主義インターナショナルへと発展的に解消した。
出典[編集]
参考文献[編集]
- 原彬久『戦後史のなかの日本社会党――その理想主義とは何であったのか』中央公論新社(中公新書)、2000年3月
- 「コミスコとは」コトバンク
- 「COMISCO(コミスコ)とは」コトバンク
- 「コミスコ[国]1947.11.28」法政大学大原社会問題研究所『社会・労働運動大年表』解説編