クロウミガメ

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クロウミガメ
分類
動物界
脊索動物門
爬虫綱
カメ目
ウミガメ科
アオウミガメ属
名称
学名Chelonia agassizii
Chelonia mydas agassizii
Bocourt, 1868
和名クロウミガメ
ガラパゴスアオウミガメ
英名Galápagos green turtle
black turtle
Black Sea Turtle
保全状況

クロウミガメとは、ウミガメの仲間である。

形状[編集]

成体の甲羅はハート型で後方に細長い。

成体の甲羅の上面は黒であるが、灰色がかりに黒い斑点などの模様が現れるあることも存在する。

四肢は他のウミガメよりも長く、各足に1本の爪がある。

アオウミガメに似ているが、腹側の甲羅や足が黒ずんでおり、甲羅がすこしくびれている事で、同定できる。

甲羅は、70~80cmほど[1]。草食性が強く海草海藻クラゲを食べる[2]

生態[編集]

メキシコからペルーにかけて分布し、日本ではまれに南西諸島で発見される。

ガラパゴス諸島など中南米沿岸で産卵する[2]

クロウミガメは減少傾向であるとされているが、詳細な調査はされていない。2013年の調査によると世界のクロウミガメの産卵雌個体数は、約3千個体以上だった。

分類[編集]

グアテマラナウアラテ川河口で捕獲された個体を使いマリー・フィルマン・ボクールが1868年に記載した。

分類が混泳しており、アオウミガメの亜種・地域個体群説や独立説がある。

頭骨の形態からアオウミガメの亜種とされることが多かったが、近年は独立種とされることも多くなった。

脚注[編集]

出典
  1. ウミガメとは”. 黒島研究所. 2022年8月28日確認。
  2. a b 海亀類(総説)」、『平成25年度国際漁業資源の現況』、水産庁・水産総合研究センター、2014年、 42-46頁。