爬虫類
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爬虫類(はちゅうるい)は動物界脊椎動物の一類に属す動物である。蛇(ヘビ)・蜥蜴(トカゲ)・亀(カメ)・鰐(ワニ)に分類される。なお、ヤモリはトカゲの一種であり、イモリは両棲類である。竜も爬虫類のように見えて、じつは鱗があるので魚類である。
概要[編集]
固い殻をもった卵から誕生し、生まれたときには成体と同じ形である。ただし卵胎生の種もおり、マムシも卵胎生である。
体の表面は乾燥から守るために鱗(実際は一枚の皮であって、「鱗」ではない)で覆われ、肺で呼吸をするなど、乾燥した陸上生活に対応できる。ほとんどが変温動物で、寒冷地では冬眠する。
分類[編集]
カメとワニは間違えようがないが、ヘビとトカゲは紛らわしい。
- 胴体よりも尻尾が長ければトカゲであるが、尻尾が短いトカゲもいる。
- 脚があればトカゲであるが、アシナシトカゲのように脚のないトカゲもいる。
- 瞼があればトカゲであるが、カナヘビのように瞼のないトカゲもいる。
下顎の骨が分離していればヘビ、分離していなければトカゲである。
なお、「ウミガメやスッポンはカメなのか?」とかいった疑問はあるが、「亀鼈」という言葉があり、スッポンは「鼈」だが海亀(ベッコウガメ。鼈甲亀)になると少々怪しくなりスッポンモドキとなると訳がわからない。
恐竜は一般的には爬虫類に分類されるが、いわゆる恐竜と魚竜と翼竜は「ヘビ・トカゲ・カメ・ワニのどこに分類されるのか?」といった疑問もあるため、判断が難しい。専門家の指摘を待つ。
分布[編集]
ほぼ地球上のすべてに分布する。海洋域にもウミガメやウミヘビとして生育しているが、極寒冷地にはほとんどいない。
生物史[編集]
古生代に両生類の仲間から進化した。中生代には恐竜や、哺乳類型爬虫類など、多くの種類が栄えたが、新生代には大部分が絶滅し、小型の種類だけが生き残った。