オールジャパン:平和と共生

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オールジャパン:平和と共生英語:All JAPAN:Peace and Coexistence,オールジャパン へいわときょうせい)は、「「戦争と弱肉強食」の政治に反対し、「平和と共生」の政治実現を目指す主権者の集まり」を名乗る[1]、超党派の市民団体[2][3]。略称はAJPaC

概要[編集]

運営委員の植草一秀の説明によると、「既得権のための政治」から「主権者のための政治」への刷新を目指した鳩山由紀夫政権が既得権勢力の集中攻撃を受けて破壊され、「戦争と弱肉強食」の方向に突進する「既得権のための政治」を追求する安倍晋三政権が誕生したことを踏まえ、鳩山由紀夫や孫崎享などから話を聴いたうえで、2015年6月12日に植草がウェブサイトを開設し、【オールジャパン平和と共生】連帯運動を始動させた[4]。政党や政治団体及び特定の政党や政治家の支援団体ではなく[1]、組織を持たないフラットな運動体であるとしているが、活動を推進するために運営委員会を設置している[5]。集団的自衛権行使容認反対、原発再稼働反対、TPP参加反対、辺野古米軍新基地建設反対、格差縮小などを主張しており[6]、勉強会や集会を開催したり[7]、政党に政策提言をしたりするなどの活動を行っている。2021年の衆院選を前にして国民民主党れいわ新選組日本共産党社会民主党立憲民主党に対し候補者一本化への申し入れを行った[8]

れいわとの関係[編集]

2019年7月の第25回参議院議員通常選挙のれいわ新選組公約を作成したとされる[9]。運営委員の植草一秀は「「れいわ新選組」は、「オールジャパン平和と共生」が昨年4月に公開した次期政治決戦に向けての経済政策提言「シェアノミクス=分かち合う経済政策」を政権公約として丸呑み採用した」「私たちが昨年4月に明示した、新しい経済政策の支柱は/消費税廃止へ/最低賃金全国一律1,500円政府補償/奨学金徳政令/一次産業戸別所得補償/最低保障年金確立/の5つである。「れいわ新選組」はこの公約体系を政党公約に全面的に採用した」[10]、「「れいわ新選組」が参院選で提示した8つの公約のうち、7つの公約は「オールジャパン平和と共生」が提示したものである」[11]と述べている。

また運営委員の斎藤まさしは「実は(れいわの公約は)太郎が作った政策ではない。鳩山(由紀夫)さんや経済学者の植草(一秀)さんがやっている「オールジャパン平和と共生」というグループがあって、基本はそこの運営委員会で煮詰めた案なんです」「あの案は太郎にだけじゃなくて、立憲民主党国民民主党の幹部にも、「政権を取るためには、これでまとまれ」と昨年から提案している。最低賃金1500円にしたって、奨学金チャラにしたって、どこの党にも提案している。れいわだけが、(公約として)ほぼ丸のみしてくれた」と述べている[12]

2019年2月時点の運営委員[編集]

出典:[13]

2021年3月時点の顧問・運営委員[編集]

出典:[8]

最高顧問[編集]

顧問[編集]

運営委員[編集]

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. a b オールジャパン:平和と共生とは=基本事項 オールジャパン:平和と共生
  2. オールジャパンで「安倍政権を打倒」 超党派が市民集会 しんぶん赤旗、2015年10月9日
  3. 超党派市民が決起集会 野党連携、国民の政治訴え しんぶん赤旗、2018年6月7日
  4. 【オールジャパン平和と共生】=AJPaC連帯運動創設の経緯 オールジャパン:平和と共生
  5. 運営委員(2021年3月現在) オールジャパン:平和と共生
  6. オールジャパン:平和と共生の基本理念 オールジャパン:平和と共生
  7. 勉強会・集会などのイベント情報 オールジャパン:平和と共生
  8. a b 候補者一本化への申し入れを行いました オールジャパン:平和と共生、2021年3月14日
  9. れいわ新選組・山本太郎代表が政策を”丸呑み”したのは、あのお騒がせ経済評論家だった! 日刊サイゾー、2019年8月10日
  10. 「れいわリベラリズム」軸に政策連合を形成する 植草一秀氏ブログ「知られざる真実」 Net IB News、2019年8月1日
  11. 11/15PM5衆院第二議員会館「いま消費税を問う!」院内集会 植草一秀の『知られざる真実』、2019年10月30日
  12. 「山本太郎を操っている?」斎藤まさしに全て聞いた ニューズウィーク日本版、2019年10月29日
  13. 運営委員(2019年1月現在) オールジャパン:平和と共生
  14. 運営委員の除籍について オールジャパン:平和と共生、2016年5月24日

外部リンク[編集]