諸星大二郎
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諸星大二郎(もろほし だいじろう)とは、日本のマンガ家。「鬼才」とも「天才」とも呼ばれる。
概要[編集]
SF作品や伝奇もの作品が高名である。
- 独特のペンタッチ
- 天才的な発想の飛躍
- 資料の下調べが半端ではない
といった特徴から、好き嫌いが分かれる。
人間生活との関わり・利用[編集]
偏屈な人物と思われがちだが、手塚治虫や星野之宣などとは対談したことがある。町会の役員も経験しているという。矢口高雄が元・銀行員であるのと同様に、公務員を経験している。
代表作など[編集]
代表作としては『暗黒神話』があり、発表当時は死亡説まで出た傑作である。ただしアニメ化されて大ゴケしたためにヒットはしなかった。
稗田礼次郎を主役に据えた「妖怪ハンター」シリーズは二度 実写映画化され、それぞれ沢田研二と阿部寛が稗田礼次郎を演じた。
デビュー当時の作品としては短編が多く、
- 『夢みる機械』
- 『生物都市』
などのハードな作品以外に、
- 『ぼくの日記帳』
- 『コッシー譚』
- 『ど次元世界物語』
などがある。中間的な立ち位置の作品としては、
- 『アメリカの黒船』
がある。
それぞれの作品に登場しているキャラクターには味わいがあって貴重だが、いわゆる「キャラクター・システム」を取っていないため、あまり登場はしない。唯一の例外と言えるのは、『ど次元世界物語』の努々山博士である。名前だけの登場では、「室井狂蘭」がいる。
脚注[編集]
関連作品[編集]
- 松田奈緒子『重版出来』。中田伯のモデルはマンガ読みだったら「諸星大二郎」と断じる。